網代垣の作り方その

  • 2016.02.05 Friday
  • 10:43
2月1日より袖垣を作っておりました。

先日の事、海老名市鳳勝寺さんで筧(水鉢に水を流す竹製に筒)の交換を依頼されたので施工しようとしましたが、その脇の袖垣の腐食が酷く袖垣の交換をしてみてはと提案させていただきました。すると住職様が即答で「んじゃ、交換して」と嬉しいお言葉を頂施工することに。

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施工前の鉢前の景色。市販されている袖垣が腐食。これは弊社がここ鳳勝寺さんに出入させていただく前から存在していた垣根です。

さて、では新しい垣根をどうしようかなぁと思案。勿論竹屋さんで売っている市販品を取り付けることも出来ますが、庭匠霧島は庭師の会社です。可能な限りは市販品は使いたくない。お弟子さんの勉強にもなりませんしね。

そこで竹屋さんに材料を仕入れに行ってから決めることに。

太竹がたくさん売っていたので、「ひしぎ垣」を制作しようと決め、ある程度太い竹を5本購入して鳳勝寺さんへ戻り竹を磨く。

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ひしぎ垣を作ろうとせっせと竹を磨いていく。今回は急遽急いで袖垣を作成しなければいけないので(もう午後3時になっていた為)真鍮ブラシで竹を磨く、まぁ、籾殻ほど汚れは早く取れませんが、現代ではこれが主流になりつつあるのかな・・・。でもウチは平行して籾殻を使うことを辞めたくはない(籾殻で研くと艶が出るような気がします)

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さて、そして研き終わった。ここまでが当日(1日)作業。

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ひしぎ垣を作る予定でしたが、ひしぎ垣は出来上がりが結構あっさりでシンプル。袖垣にするとちょっと面白みにかけるかな・・・って考えていましたので、急遽朝一番で「網代垣」に変更することに!

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竹を菊割と鉈で割り、節を飛ばす。ここまではあっという間です。

しかしここからが地道な作業となります。

続きはその△如
 

Ho fatto recinto di bambù.竹垣を造る。

  • 2015.09.02 Wednesday
  • 21:43
ここ数日は雨模様で仕事が出来ません。しかし、このような時にこそ出来ることがあります。

それは親方として愛弟子達を鍛え上げることです。今ある材料でお金を掛けず、プロとしての”ものつくりをする”。

昨日からパウマンと田邉に竹垣を造らせていました。

今回造ったのは移動できる簡易竹垣です。しかし簡易といえどそのクオリティーは職人に相応しい出来栄えでなければなりません。

緊張感を持って、お客様に購入していただけるレベルで施工します。そんな今回の竹垣は”鎧垣”と呼ばれるものです。

今の住宅事情や作庭現場では中々お目にかからない垣根の一つですが、2人の愛弟子に穂垣の系譜の一つとして基礎技術になればと選択。

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置き場にストックしてあったヒノキ材を柱として使用。滑板(ぬめいた)には廣渡寺さんで余ったウリン材を選択しました。

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滑板と柱の接合部の刻み。これも先ずは2人に考えさせてから施工させます。私から指示されて作るのではなく、自らの"考える力”を養わせることも必要ですから。

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しかしまだまだ私から見ると甘い・・・。道具に使われてしまっている。道具とは”その道を極める為の具足するもの”である。そう、仏教用語であり、職人としては”工具”を使いこなす職人になるよりも”道具”を使いこなす職人になってほしい。
その為には日々の道具の整備やそれを使う時の心や扱い方、これも非常に重要なものです。

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両面化粧仕上げになるので表面が鎧垣で裏側は木賊垣になる。その為上と下は木製の胴縁になりました。

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鎧垣は下から”掻き付ける”のが基本。お寺さんやその他の孟宗竹の伐採があった時に大切に穂を持ち帰り、暇を見つけては細穂を作っておいたからこそ、こういった時に使用できる。これが垣根の本質です。身近にある素材を使って垣根を作る。それが竹垣です。

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滑板に添って切り揃えます。

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次に変化を付けるために、これも余って在庫になっていた黒穂を使用。2色の色の違いが面白い。
次ぎの段にいくときには当然前の段の結束部分が隠れる。そのラップ分を考慮して寸法を割り出すことを忘れてはならないし、この感覚が大事。見え掛りが仕上がったときに重要になってきます。

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黒穂と孟宗穂と交互に侍の甲冑のような鎧模様になってきました。

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裏側からみた”鎧垣”。

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一番上の段は被りが無いので縄で化粧模様を入れます。それぞれの段の被りと同じ寸法に近いところに縄目を入れると統一性の見た目の美しさを出すことも出来ます。これはもう好みですね。

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こだわりの一つとして私が屋根を造りました。檜の厚板を両サイドに行くにしたがっ薄く”ちょうな”で殴り薄くして”ムクリ”をつけました。その厚板に本瓦を半分にした瓦を載せ、両端部は雰囲気を柔らかくする為にこれまた角を落としました。

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これが完成した鎧垣です。

愛弟子2人には今回の作業を通して、いつも以上に厳しく指導しました。お客様の家よりも置き場の方が厳しい指導をするかもしれません(笑)

日々の修練・・・・雨天時の修練・・・とても大切ですね。

御簾垣の取り替え

  • 2015.07.07 Tuesday
  • 13:10
昨日はどしゃ降りの中でしたが竹垣のやりかえをしていました。



新規のお客様のお宅です。以前の竹垣はご覧の通りに役目を終えた様子なので、新たに作ります!





既存の竹を取り外して、晒し竹を末元交互に差し入れます。

柱等はアルミ製品でしたので、取り替えは晒し竹のみ。

作業はサクサク進みまして、実質2時間半で完成です。





うちは小さな仕事でも、大きな仕事でも分け隔てなく丁寧に仕事をさせて頂いております。

どしゃ降りの中でしたが、楽しく働いてきましたよ。

日々是好日です。

円連垣の準備その2

  • 2015.04.21 Tuesday
  • 21:10
今日は資材置き場にて円連垣の準備をしていました。

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相変わらず竹垣とは思えない部材の数々(笑)

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飾り胴縁の板にはブロンズ・メタル色で塗装!これまた通常外ですね。

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檜の間柱も丁寧に背割りを入れたり、胴縁部分を加工したり、全体にサンドペーパーをかけてツルツルに!

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結構手間隙かけてますよ。折角の無垢材でしたが、出来る限り長持ちさせたいので塗装しました。

そう、「うすチョコレート色」に(笑)

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胴縁も勿論「うすチョコレート」!!!

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親柱には拘って、「如意宝珠」をあしらってみました。禅寺だしねっ。

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そうそう,「デっビール・ウィング!!」ってバカっ!

私:「おいおいパウマン!!お前本当にいい加減にしろよな!!」

なぁ祐樹?(みなさん田邉ですよ田邉っ!)



祐樹(田邉なんです):「Zzz・・・・うるせーなぁ!ひろみぃ!!」

私:「このやろう!ぶっくらわすぞっ!そんな懲役くらって出所してきました見たいな格好でふてぶてしく寝やがって!!」

私:なっ?パウマン?そう思うだろ?



私:「!!!!!!!!!!!!!!って、きさま!!完全に動物じゃねーか!!お前!!」



お前ら2人とも旅に出るか?竹で筏(いかだ)を作らせて出航させるか!?



まぁ、しっかりと、庭つくりの時は「霧島流作庭の心得!」で気合入れて頼むぜ!!

円連垣の準備

  • 2015.04.20 Monday
  • 17:27
 今月末から工事に入る廣渡寺さんの中庭では、以前私が造ったオリジナル創作垣根「円連垣」を施工します。

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置き場にてそんな垣根の下準備を。

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こんな型を作っていきます。何度作っても、竹垣とは思えない形状になっています(笑)

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今回はお寺での施工なので、落ち着いた色に塗装しています。

色は「薄チョコレート色」でっす(笑)

境内侵入防止垣根の完成♪

  • 2015.04.18 Saturday
  • 17:05
今日1日でザックリとした孟宗竹を使った簡易建仁寺垣が完成♪



在り合わせの材料で作った。

置き場に置いてあった名栗柱を持っていき、竹は昨年度に間伐した竹を使用。



途中もう少し延長しようと柱がなかったから極太孟宗竹で代用しました。

今回の垣根は年間管理の一環として施工しました。だからサービス工事になったかな(苦笑)あはは。

まっ、弟子達には良い勉強になったかな。

パウちゃん砲 発射!

  • 2015.04.18 Saturday
  • 12:15
今日は鳳勝寺さんにて間伐した竹を使って垣根をつくってます。


近所の子供が境内に入り込み、間伐した竹を隣の神社に引きずり出して散らかすという暴挙にでてるらしく、間伐竹を割って垣根として境内の侵入防止とします。

パウちゃんは今まで散々、竹割り鉈を買うように言ってあったのだが、まだ買っていないために作業が、全く出来ません!

極太孟宗竹を股に挟んで

『パウちゃん砲発射っ!』って叫んで遊んでいます!

まずは近所の子供よりもパウちゃんをとっつかまえてガツンといわしたほうが良いでしょうね(笑)

Recinto di bambù in Zen tempio. "Tokusa-hei."

  • 2015.02.05 Thursday
  • 14:00
We made a bamboo fence in zen temple.(英語)
Recinto di bambù in Zen tempio.(イタリア語)
"Tokusa-hei."
さて、先日私が設計をしている間に会長と愛弟子ちゃん達で”木賊塀”を製作。


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元々建物からの続きで木賊塀があったのですが、外に出ているエアコンの室外機部分は腐食が進み交換が必要でした。

前回の木賊塀(弊社施工ではありません)よりも丈夫にということで柱部には銅版を巻き腐食防止を施し、銅釘は前回の紹介どおりに”和釘仕上げ”を使用。

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祐樹もカピ・・・いや、パウマン唯人も初めての木賊張り。

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パウマンは意外と繊細な作業をします。上手い下手は置いといて(笑)

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私が居なくても会長の下、しっかりと仕事をしてくれました。

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こんな感じで仕上がりました!

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やはりこの季節の青竹は良いものですね!!

長黒穂垣完成。

  • 2013.11.15 Friday
  • 15:48
 昨夜遅くに完成した杉皮屋根付き長黒穂垣茶筅仕上げも完成!!

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昨夜頑張ってもらった垣根も完成!!

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様々な”工夫”を織り込んで完成した黒長穂垣です。

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ピリッとした雰囲気を出せました!

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屋根はこんな感じです。

黒穂垣工事も佳境に!!

  • 2013.11.12 Tuesday
  • 19:28
 さぁて、今日も連日に亘って作業している黒穂垣の施工でした。

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黒穂垣の裏側は木賊垣とし、あっさりとした造りにしました。

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今回の黒長穂垣は一番上部に厚みを持たせた茶筅(ちゃせん)仕上げ。

これは短い穂を大量に使いますので下準備も大変ですが仕上がりは極上!!

今回の中庭の見所の一つです。

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明日中に裏の木賊垣を終わらせて、屋根の施工に移りたいな。

庭も概ね完成に近づいてきました!今週で完成予定です!!

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