三宜亭本館さんからのおもてなし。

  • 2016.03.22 Tuesday
  • 12:19
5日間お世話になった三宜亭本館様。

滞在中は本当に私達スタッフに良くしていただき、感謝の念が尽きることは無かった。

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毎朝頂いたのは宿泊客と同じ朝食でした。しかも普通の旅館の朝食よりかなり豪華!なことにビックリ。

毎朝、毎晩と天然温泉に入り放題で、まかない料理とはいえ豪華な昼食まで準備して下さいました。

庭師としてこんなにも”おもてなし”を受けたのは初。

そしてここの旅館のスタッフさんの対応も素晴らしかったのです。作業員の私達であろうとキチンと挨拶をしてくださり、色々と御心使いをしてくださり、終始私達が快適に過せるように配慮してくれました。正確には、普段から教育と個々の方々のプロフェッショナルな考えに基づく姿勢というべきですね。感激しました。

もしもこのブログを読む方で飯田市に興味がある方は是非お薦めしたい宿です。

長野県飯田市 天空の城 三宜亭本館 様

本当に感謝です。

三宜亭本館さんでの袖垣

  • 2016.03.21 Monday
  • 12:02
先程の洗い出しが終わって直ぐに取組んだのが、館内の喫煙所脇のエアコン室外機の目隠し垣根でした。

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写真の右側が館内の喫煙所。施工前にはこの室外機にヨシズを立てかけてありました。

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そこに少しこだわりの垣根を提供。前もって制作していた編み込み垣根:網代垣を取り付け、上は穂垣に。

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本瓦を半分に切断した屋根を載せ、押し縁をつけて完成。

現地に行ってみると、配管が巡っていたりでかなり苦戦しましたがコンクリートの土間の上にしっかりとアンカー固定された垣根が出来上がりました。

三宜亭本館さんでの工事

  • 2016.03.21 Monday
  • 11:43
さて、一昨日の19日、長野県飯田市の温泉宿:飯田温泉 天空の城 三宜亭本館さんでの仕事を終え無事に帰宅しました。



今回のメイン工事である竹垣の修繕工事。垣根の腐食が進み交換することに。

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まずは解体撤去して全貌が現れました。色々と目隠しした居場所ですよね。

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そこで今回はお客様の要望でエアコンの室外機を隠しつつ、通路を除くすべてを竹垣で覆うことに。

ここに来る前に事前準備していたヒノキの柱材がいよいよ組まれていきます。

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旅館の裏山での竹の取り出し状況です。斜面地での取り出しに苦戦しました。

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裏山から孟宗竹を切り出し束ねて、150mほど細道を登り駐車場にて竹を磨き、割り、館内に運び入れ、そこから丁寧に掻き付けていきました。

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そして完成を迎えた建仁寺垣。

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今回拘った框(かまち)部分です。ヒノキ丸太を八角にナグリ模様に仕立てて柱にホゾで止めています。
写真は胴縁と框の間に綺麗に割り竹が納まるように計算され施工された様子です。

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孟宗竹の垣根の割には綺麗に収まりがついたと思います。棕櫚縄の結束はやめて表情をあっさりと仕上げる。

最終日の前日、土砂降りでしたが、色々と垣根の問題点も見ることが出来まして急遽屋根を付けたり、雨落ちを作ったりと配慮しました。

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遠征ということで雨落ちの砂利止めは木材になってしまいましたが、お施主様には泥跳ねも無くなり有り難いと御礼をいただけました。

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打ち合わせをする部屋から見ると内側の部分がまる見えになってしまうということで急遽追加でL型に建仁寺垣を延長。

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裏側からの眺め。奥の網代袖垣も見えていますね。ここは非常階段下なので一般の方は非常時以外は通りません。

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ちょっと引きの表情。

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更にツツジ庭の中間部よりの眺め。今回の垣根は庭匠霧島の施工してきた中でも一番の高さを誇りました。高さ3.1mです。

3日間で作り上げた建仁寺垣です。

長野県での仕事の準備は続く

  • 2016.03.01 Tuesday
  • 12:15
さて、次の仕事までに少しだけ時間があるからそこを全て長野県飯田市での仕事の準備に使うことにしました。

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準備をしようと思えば思うほど、垣根のクオリティーを上げていってしまい高級グレードまで引き上げてしまった(苦笑)

例えば上の写真の様に倉庫に眠っていた角材を持ち出し加工を始めます。

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一皮剥けば美しい木目が復活。これが木材のいいところですよね。

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それをブーメランの様に”ムクリ”をつけて、更に断面を瓦の曲線と同じように削りだす。

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そうなんです。袖垣に瓦屋根を乗せることに。そのまま真っ直ぐ横方向に屋根を付けるのではなく、曲線の”ムクリ”をつけることで趣が増します。しかーし見積りは屋根無し、機械掘り柱で、現地の孟宗竹で割った建仁寺垣です。
それが 本瓦ムクリ付き屋根付き、檜ナグリ柱 網代垣上段穂垣 となりました(汗)完全にやりすぎですね!でも私達は造ったものつくりが”名刺”です。そしてここの旅館の女将さんには本当にお世話になったので恩返しのつもりもある!

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さて、漸く柱の準備も整った!!手前が袖垣の柱で奥が建仁寺垣の柱です。

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これも余っていた丸太にチョウナ掛けして仕上げた建仁寺垣の中に入る予定の框(かまち)です。

さぁ、2週間後長野県飯田市、飯田城温泉 天空の城 三宜亭本館さんへGO!!

飯田市の仕事の準備作業

  • 2016.02.27 Saturday
  • 19:29
今日は置き場での作業でした。

来月長野県飯田市の旅館に竹垣などを作りに行くのでその準備作業をしていました。

少しでも旅館の皆様に喜んでいただけるように角柱をわざわざ”ナグリ仕上げ”にすることに。当初は全く思っていなかった仕様。

まぁこれがいつもの庭匠霧島スタイルです。今回角柱を使うのも理由があるからですが、やっぱり角柱は見た目が柔らかくないから旅館の庭に合わないと思って思い切って事前準備することに・・・・。

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まずはチョウナで殴っていきます。

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以前の記事で書いた”網代編み”を嵌めこむ為に溝堀り。通常より深めに溝を掘って耐久性を考慮。

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仕上がりはこんな感じ!

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普段の仕事では余り防腐剤を塗ることは無いのですが、今回は特に耐久性を考えて塗りました。

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毛羽立ったところはサンダーで削り直し、サンドペーパーで仕上げます。栗丸太だったらチョウナだけで十分綺麗に仕上がりますが。


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高さ3m20cmの建仁寺垣用の柱も加工することに・・・・全く予算を度外視しての作業に愛弟子達も目を丸くしている。

大丈夫!!一番目を丸くしていたのは私です!(笑)

お金を掛けて良いものを造るのではなく、ひと手間を掛けたもの作りの成す技を旅館の皆さんに知ってもらいましょう!

よしっ、今日も霧島宏海は是好調!!

南信州の旅館でお仕事します。

  • 2016.02.12 Friday
  • 19:15
さて、来月の中旬ゴロに南信州の飯田市の旅館で少しお仕事をすることになりました。

女将様に非常にお世話になった経緯から弊社に部分的なお庭の修繕工事を依頼して下さいました。

限られた予算の中ですが庭師の手仕事をしてこようと思います。

その為に、事前での準備として袖垣を作りを途中までしました。

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先日海老名市鳳勝寺さんで作成した網代垣の余った材料でもう一度下ごしらえ。余った材料を使うことでコストダウンと無駄を無くす。

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今回は普通の網代編みで、4枚1組編みで2点越し編み。

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今回の網代垣の作成で愛弟子2人だけでもこの垣根を作れるようになったことでしょう。

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施工まで時間があるので、端部は板で挟んでとめておきます。

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さて、準備完了これから少しづつ時間がある時にその他の準備もしていきます。
 

網代垣の作り方その

  • 2016.02.05 Friday
  • 11:39
さて、前回のブログでは竹を割って節を飛ばすところまででしたがここからがコツコツと地道な仕事が待っています。

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前回の写真のこの割った竹を更に竹の肉を削ります。そのままでも網代垣は編んでいけるし(編みづらいですが)実際このままで網代垣を作成なさる会社もありますが、弊社ではこの「肉削ぎ」を必ず行ないます。
センという道具で1本1本丁寧に3分の2の厚みを削いでいきます。
これが結構大変です。今回は幅130センチ高さ150の網代編みにしていきます。
因みに150cmの高さならば割り竹の長さは180cmがいいでしょう。
この下準備に2人のお弟子さんが朝から夕方まで(8時から15時)までかかります。
またまた因みに今回の幅では約200本の割り竹を使用します。
詳しく言いますと直径8cmの太竹で長さ8mを1.8mに切断=4本取れます。
これを6分けする菊割で割り更に鉈で半分に。1本で12分割となりますね。それが4本で48枚。
要するに今回の袖垣では長い8mの竹が合計4本必要になる計算です。
48枚×4本=192枚
しかし、これでは悪い竹(傷がある、細すぎるなど)も使うことになってしまうので余分に8mの竹の半分を予備で割ります。
かなり詳しく書きました(笑)
そう、私はこのブログでは出し惜しみすることなく私の知りうる限りではございますが何でも公開しちゃいます。
このブログを読んで少しでも伝統的な仕事をやってみたいなぁという若者や同業者さん、そして一般の方に私達”庭師”の”手仕事”を知っていただけたら嬉しいのです。
それがこの世界の底上げになると信じているから。
あっ、もちろん私のまだまだ拙い技術なので参考程度にしかならないかもしれませんが、そこはご容赦くださいね。

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そんな網代編みの竹の準備が出来たら早速編んでいきます。
まずは竹の表と裏を交互に2枚ずつ並べます。(通常竹垣の網代編みは4枚一組が一般的なのですが、今回は袖垣で距離も短いので、より”編み模様”が強調されるように細かい2枚1組としました)

まずは5手までは交互に並べます。この時上下にキチンと作りたい寸法の定規を作り上下の竹がしっかりと150cm(今回の施工では)で納まるように用意することを薦めます。今回は私が定規にする材料を忘れてしまいました(笑)

話を戻します、5手まで交互に置いたら今度は2手越しで編み始めます。そして11手まで来ると基本形の完成。
ここからはパターンが同じになり、2手越しに交互に編みこんでいけます。

ある程度編み込み終ったら、今度は端の部分を折り返して編み込む。
多くの人達はこの”折り返し編み”を省略してしまいがちですが、この折り返し編みをするのが本当の網代垣。

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白い裏面の竹をペンチと鋏とハンマーで折り返します。慣れないとちょっと混乱するのもこの網代編みの特徴です。

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編み上がってくるとこんな感じです。

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勿論両端部共に折り返して編み込みを終えます。網代編みが終わったら柱の加工作業。
弊社は常に機械でボール抜きされた柱は使いません。自然柱を使い、そして必要であれば様々な意匠をします。

それはナグリ柱にしたり、隅カンナをつかって”ナグリ模様”にしたりです。

折り返した部分は多少竹がささくれるので、それを隠す為としっかりと編みこんだ竹を固定する為に”ホゾ”を掘っていきます。

深さは今回は5cmくらいです。

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今回はナグリ柱と隅カンナ柱を使い袖垣を造りました。写真は竹の框(かまち)部分。

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始めに押さえ縁を裏側に片側(1本の柱だけ入れて)に取り付けて、框竹を編みこんだ竹の下側にスライドさせてはめ込みます。

その後片側の柱の溝に端部をはめ込みながら、もう片方の柱の溝にもはめ込み押し縁を固定。これで網代編みが垣根から抜ける心配はありません。

あっ、因みに長距離の場合は端部を編みこみ終わってある程度の長さに編み込みが出来たところで、立て込んだ柱に取り付けて、続きを編んでいきます。最後にある程度の”伸びしろ”をつけて最後の端柱の溝に押し込みます。

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框竹と柱の溝の取り合いの写真です。しっかりと全ての編みこみの端部が溝に入り、仕舞いが良くなっているのが判りますね。

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さて、今回は網代編みだけの垣根だと派手すぎる感があるので、上部を穂垣にすることで”柔らかさ”も演出することに。

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そんな穂垣も均一に切るのではなく、斜め切りすることで垣根に”動き"を演出。不均等の美ですね。竹垣の表面に”間”が出来ます。

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そして最後に瓦屋根を乗せて穂垣と垣根が長持ちするのと同時に”格式”が生まれます。
網代垣の完成です。

瓦と穂は常日頃から在庫としていただいてきたものです。そう、お金を掛けて材料を購入していいものを作るのではなく、日常に於いていつでも”準備”を怠らずに材料をも”調達”し、”ひと手間を掛ける”ことが職人として大切なように思います。

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筧の柱にはこれまた去年の秋に伐採したカイズカイブキを柱として保存していたものを”頭巾”仕上げで。

筧の水がもっと穏やかであればいいのですが、ここのお水は井戸水で、これより水量を絞るとポンプの性能上の理由でポンプに熱をもってしまうためにこれが限界の水量。


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少し斜めからの眺め。

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正面からの眺め。

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記念に私と網代垣のツーショット(笑)

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施工した場所は鳳勝寺山内の一番奥の「隋流居」という扁額があるおばあちゃんの住まいの玄関脇です。

6年前に施工した大徳寺垣を袖垣にした奥の場所です。通りからは見ることが出来ますので機会があれば見に行ってくださいませ。

最後に

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施工前と

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完成。既製品にはない”庭師の香り”を感じていただけたら幸いです。

網代垣の作り方その

  • 2016.02.05 Friday
  • 10:43
2月1日より袖垣を作っておりました。

先日の事、海老名市鳳勝寺さんで筧(水鉢に水を流す竹製に筒)の交換を依頼されたので施工しようとしましたが、その脇の袖垣の腐食が酷く袖垣の交換をしてみてはと提案させていただきました。すると住職様が即答で「んじゃ、交換して」と嬉しいお言葉を頂施工することに。

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施工前の鉢前の景色。市販されている袖垣が腐食。これは弊社がここ鳳勝寺さんに出入させていただく前から存在していた垣根です。

さて、では新しい垣根をどうしようかなぁと思案。勿論竹屋さんで売っている市販品を取り付けることも出来ますが、庭匠霧島は庭師の会社です。可能な限りは市販品は使いたくない。お弟子さんの勉強にもなりませんしね。

そこで竹屋さんに材料を仕入れに行ってから決めることに。

太竹がたくさん売っていたので、「ひしぎ垣」を制作しようと決め、ある程度太い竹を5本購入して鳳勝寺さんへ戻り竹を磨く。

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ひしぎ垣を作ろうとせっせと竹を磨いていく。今回は急遽急いで袖垣を作成しなければいけないので(もう午後3時になっていた為)真鍮ブラシで竹を磨く、まぁ、籾殻ほど汚れは早く取れませんが、現代ではこれが主流になりつつあるのかな・・・。でもウチは平行して籾殻を使うことを辞めたくはない(籾殻で研くと艶が出るような気がします)

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さて、そして研き終わった。ここまでが当日(1日)作業。

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ひしぎ垣を作る予定でしたが、ひしぎ垣は出来上がりが結構あっさりでシンプル。袖垣にするとちょっと面白みにかけるかな・・・って考えていましたので、急遽朝一番で「網代垣」に変更することに!

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竹を菊割と鉈で割り、節を飛ばす。ここまではあっという間です。

しかしここからが地道な作業となります。

続きはその△如
 

Ho fatto recinto di bambù.竹垣を造る。

  • 2015.09.02 Wednesday
  • 21:43
ここ数日は雨模様で仕事が出来ません。しかし、このような時にこそ出来ることがあります。

それは親方として愛弟子達を鍛え上げることです。今ある材料でお金を掛けず、プロとしての”ものつくりをする”。

昨日からパウマンと田邉に竹垣を造らせていました。

今回造ったのは移動できる簡易竹垣です。しかし簡易といえどそのクオリティーは職人に相応しい出来栄えでなければなりません。

緊張感を持って、お客様に購入していただけるレベルで施工します。そんな今回の竹垣は”鎧垣”と呼ばれるものです。

今の住宅事情や作庭現場では中々お目にかからない垣根の一つですが、2人の愛弟子に穂垣の系譜の一つとして基礎技術になればと選択。

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置き場にストックしてあったヒノキ材を柱として使用。滑板(ぬめいた)には廣渡寺さんで余ったウリン材を選択しました。

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滑板と柱の接合部の刻み。これも先ずは2人に考えさせてから施工させます。私から指示されて作るのではなく、自らの"考える力”を養わせることも必要ですから。

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しかしまだまだ私から見ると甘い・・・。道具に使われてしまっている。道具とは”その道を極める為の具足するもの”である。そう、仏教用語であり、職人としては”工具”を使いこなす職人になるよりも”道具”を使いこなす職人になってほしい。
その為には日々の道具の整備やそれを使う時の心や扱い方、これも非常に重要なものです。

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両面化粧仕上げになるので表面が鎧垣で裏側は木賊垣になる。その為上と下は木製の胴縁になりました。

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鎧垣は下から”掻き付ける”のが基本。お寺さんやその他の孟宗竹の伐採があった時に大切に穂を持ち帰り、暇を見つけては細穂を作っておいたからこそ、こういった時に使用できる。これが垣根の本質です。身近にある素材を使って垣根を作る。それが竹垣です。

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滑板に添って切り揃えます。

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次に変化を付けるために、これも余って在庫になっていた黒穂を使用。2色の色の違いが面白い。
次ぎの段にいくときには当然前の段の結束部分が隠れる。そのラップ分を考慮して寸法を割り出すことを忘れてはならないし、この感覚が大事。見え掛りが仕上がったときに重要になってきます。

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黒穂と孟宗穂と交互に侍の甲冑のような鎧模様になってきました。

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裏側からみた”鎧垣”。

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一番上の段は被りが無いので縄で化粧模様を入れます。それぞれの段の被りと同じ寸法に近いところに縄目を入れると統一性の見た目の美しさを出すことも出来ます。これはもう好みですね。

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こだわりの一つとして私が屋根を造りました。檜の厚板を両サイドに行くにしたがっ薄く”ちょうな”で殴り薄くして”ムクリ”をつけました。その厚板に本瓦を半分にした瓦を載せ、両端部は雰囲気を柔らかくする為にこれまた角を落としました。

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これが完成した鎧垣です。

愛弟子2人には今回の作業を通して、いつも以上に厳しく指導しました。お客様の家よりも置き場の方が厳しい指導をするかもしれません(笑)

日々の修練・・・・雨天時の修練・・・とても大切ですね。

御簾垣の取り替え

  • 2015.07.07 Tuesday
  • 13:10
昨日はどしゃ降りの中でしたが竹垣のやりかえをしていました。



新規のお客様のお宅です。以前の竹垣はご覧の通りに役目を終えた様子なので、新たに作ります!





既存の竹を取り外して、晒し竹を末元交互に差し入れます。

柱等はアルミ製品でしたので、取り替えは晒し竹のみ。

作業はサクサク進みまして、実質2時間半で完成です。





うちは小さな仕事でも、大きな仕事でも分け隔てなく丁寧に仕事をさせて頂いております。

どしゃ降りの中でしたが、楽しく働いてきましたよ。

日々是好日です。

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