今回もかなりハードなスケジュールでしたが、とても充実した日々でした。
まずミラノ郊外のモンツァ公園内にある園芸学校Scuola agraria del Parco di Monzaという場所で2日間日本庭園の先生をしていました。
今回は学校で用意できた材料が乾燥した竹だったので、それで出来る内容の授業に。
定番の四ツ目垣。シュロ縄の結束がイタリア人たちには非常に難しいらしい。
一番右に写っているのがルカさん。7年前にこの学校で知り合い、私のイタリアでの庭造りにいつも応援に来てくれる頼もしい仲間。そして、今回は私をサポートするために来てくれました。
そして、来年からは彼の会社に日本庭園を作ります。
竹垣の授業と、延べ段の授業も。少ない時間でしたが、とても楽しい時間でした。
みんな真剣に取り組んでいました。
最終日には、生徒全員と記念撮影。
相棒のルカさんとこの後、再びトリノでの仕事でも再会して一緒に働いてきました。
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私もイタリアとフランスに向けての準備をしています。
おそらくイタリアも桜の咲く時期なので向こうでも見れたらいいなぁ。
実際的には学校の先生したり、仕事に追われて町の桜を見る余裕はなさそうですが・・・。
それでも楽しみです!
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石垣の上に奇麗な青竹の柵。良いものですね。風情があって。
約30mのロングスパンでの施工でしたが、2人だけで作り上げました。
以前作った教林坊垣と見た目はほぼ変わりませんが、玉縁が割り竹の今回は以前よりも長持ちしてくれるといいな。
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通常は垂直に立てて使うのですが、今回は少し斜め掛けして、頭の竹穂のボリュームを強調しました。
柱はカイズカイブキの焼き皮仕上げ。曲がりと出節がなんとも良い感じになりました。
結果としては創作松明垣ってことですね。
下準備にかなり時間掛かりましたが納得のいく出来栄えになりました。
完成した姿。
先ずは6年前に施工した教林坊垣を解体。修繕すればもう一年ほどは竹垣自体はどうにか持ちそうでしたが、3mの石垣の上ということもあり新調することになった今回の竹垣工事。
雪吊りも春になり、外しました。春が来ますね!
反対側の石垣上の教林坊垣も撤去。
柿渋で塗った栗のなぐり柱とヒノキの焼き磨きしたヌメ板。間柱は薬剤注入柱を焼き磨き仕上げ。
反対側も。今日は一番下の押縁を取り付けるまでで終わりました。
明日からは、一気に組み上げます。
]]>桧のヌメ板を焼き板仕上げにしたり、栗丸太の柱にヌメ板をはめ込むホゾを彫ったり。
直径11cmもある真竹も全て洗い終わった。
ヌメ用のホゾ加工も終わった〜。
よしっ、ようやく前準備終わりそう!
明日はコロナウィルスの4回目の接種の為に会社は休み!
来週から既存竹垣の解体と、新設になります!
立て子用の竹。12本/束の竹が3束。
160本切り出しました。
洗って、洗って、洗いまくりの1日になりました。160本は終わりました〜。
まだ、明日も洗います。
今日は朝から日本庭園協会の国際活動委員会のズーム会議があり、夕方も国際活動委員会の別件での会議。その隙間を縫っての現場仕事でした。なかなかハードでした。
使う寸法に切って、さぁ、竹洗い始まりました。
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今回金閣寺垣の他に”松明垣”を施工するのですが、この下準備をしておりました。
国産の孟宗竹の長穂を細枝のものと長さの短いものや適さないものなどは外しての振り分けから。
その後は下枝を4節目まで払う。足元をすっきりとさせたいためです。
細かい穂は頭のボリューム出しに使います。無駄なく使うことが垣根の基本。
完成させた孟宗枝穂の立子です。今回はこの立子を15本使うのですが、下準備から合わせると3日間も掛かりました。
昔一度、作ったことはありますが(置き場での修練の為)やっぱり手間暇かかる垣根でした。
枝穂も拘れば右穂左穂と捌いて綺麗に模様付けしたりもしますが、今回は茶室の横に作る袖垣なので野趣的にする為に敢えて節揃えや枝捌きをしていません。見た目は美しくなりますが、工芸品の様な感じになることと、某大手メーカーの既製品の様になってしまうから。今回はやめました。それでも手間暇は掛かります。
金閣寺垣の親柱は栗丸太をナグリ仕上げした後に、”柿渋”を重ね塗り仕上げ。
やっぱりいい感じの色と艶です!
]]>妻の誕生日が1週間後だったので、早めのお祝いをしに!
江ノ島、富士山がハッキリ見れる!
愛犬用のビュッフェもありルークとエマも幸せそう!
本当に至福の時間となりました。
いやいやいやいや、竹頼んだものより太くて長いやん!
長い、長すぎ!
高さ3mの力強い石積みの上に施工するので、太めの竹を選びましたが〜。
さてさてどうなるものか。楽しみだなー。
袖垣は松明垣を作ります。またまた手の掛かる垣根を選択してしまった。
しかし、霧島宏海は常に挑戦を止めないのだ。
今回はこの栗丸太をチョウナでなぐり仕上げします。
全部で7本も削ると大量の削りカスが。今はお弟子さんが居ないので、自分一人ですべてやるのですが、これが結構大変だった。イタリアでもこのナグリ仕上げは昨年行いましたが、その時は三本で私が2本ぐらい仕上げて、あとはイタリア人に指導しながら任せていましたが、今回は誰も手伝う人はいなかったので、腕がパンパンになりました。
まぁ、思いっきり力を入れて振り回すわけではないのですが。
たまに他の庭師さんで、思いっきり力入れてナグリ仕上げしている人もいるようですが・・・・間違いですから。皆さんはマネしないように。
チョウナの重みと腕の振りとリズムでコツンっコツンってなぐっていきます。
同時に今日はカイズカイブキの生丸太を焼き皮仕上げに。これは袖垣に使います。
少し遊び心のある袖垣にしようと思います。
明日も置き場で下準備です。
さて、今から稼働の稽古に出てきます!いってきまぁーす!
Ciao! Civediamo domani. Grazie.
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交換前の袖垣。弊社の施工ではありません。以前の植木屋さんの作品。
置き場で編み込み作業。7手目から2手越しで編み込めます。ある程度編み込んだ状態で端部を折り返し編みします。
置き場での作業を終えた状態。上下のヌキは天端と足元をばたつかせない為。後で下部の框(かまち)にはめ込むように差し込み分だけ残すことがポイント。天端部分も玉飾り竹と押縁竹分を残してヌキで固定。こうすることで後の仕上げ作業がぐんと楽になります。
今回は下部框はヒノキのφ60mmの丸太。25mmのホゾ。柱はφ100mmのヒノキ柱にホゾ穴深さは35mm。溝幅は框も柱も21mmです。
編み竹は肉部分を削いで使います。こうすることで編みやすさが生まれるとともに、竹くい虫での腐食を格段に防げます。
屋根材は杉板に杉皮2枚葺きです。
今回も拘った垣根を作らせていただけたことに感謝します。
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フランス・リヨンの日本庭園の設計と同時進行でイタリアのモデナ郊外の街:フィナーレ・エミリアという場所で日本庭園を作る計画です。
私はイタリアのモンツァ園芸学校の日本庭園コースのプロ育成の講師をしていたのですが、その時の生徒であるルカ・ガーデンの社長ルカさんが私に日本庭園を共に造ってほしいとの依頼。
ルカ・ガーデンの敷地内約20000?以上の敷地内の一角に日本庭園を作ります。
この計画は来年2024年から始まる予定です。
そしてここがLuca Gardenです。ガーデンセンターやBBQ関連のものや花、植木など幅広く取り扱っています。
そんな一部が写真の日本庭園建設予定地。
現地に行ったときに走り書きでプランを書いてルカさんに説明。
それを基に、今度は大型タッチペンパネル(イラストレーターや漫画家さんが使うやつ)を使って手書きで精密に書いていきます。
ルカさんが私の手書きの図面を気に入っているので、今回のマスタープランは手書きで書いていました。
そしてこれが電子手書きによるMasterPlan。
勿論色付けもデジタル水彩絵の具。拡大縮小が自由自在なので、細かい部分まで詳細に書くことが出来ます。
敷地が60m×28mほどなので、A3用紙で1/150で書かないと収まりません。なので本当のアナログの手書きだと細かいところまでは書き込めないものですが、ウチはデジタル化したのでこのように細かいところまで書き込むことが可能になりました。
これでもまだ縮小された状態ですから、本当に拡大すると延べ段の中の目地にも色が付けてあったり、蹲の中のゴロタ石も1つ1つ書いてあります。
伝統的な庭師と聞くと、なんだか考えが古そうだと思われますが、弊社は違います。
今の時代のお客様のニーズの為に先行投資をし、お客様に寄り添えるようにしていってます。
手書きの良さも生かしつつ、その先のデジタル時代にも対応する。それが庭匠霧島の仕事です。
さて、これから夏までにこの手書き図面を3Dcadで描いていきます。
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さて、前回のブログの高岳院(欽ちゃん寺)での崩れ石積から1か月後に行ったのが、能満寺さんの本堂裏の石積み。
本来4年前の本堂立て直し工事の際に一番最初に施工する予定だった石積みですが、色々とあり今回になりました。
これまで能満寺さんでは80mほども石積みをしてきましたが、今回が最後の最後の石積みになります。
高さ1.5m、延長23mの神奈川県真鶴町産出の赤ボサ石の野面積みです。
本堂の真裏、施工前の写真を撮り忘れてしまった・・・。土が露出しているところまでが、草に覆われた土手でした。
いつも通り、砕石で基礎を作ってさぁ始まり!
そして今回も輝君が応援に来てくれている。
実はこの赤ボサ石はいままで80m積んできた石積の余った石材。だからこれまで使用されずに弾かれ続けた廃材に近い石。しかし、そんな石に価値を再びつけるのが私、霧島宏海です。どんな石材もうまくまとめます!今回は面積みではなく、加工も少なくし、ざっくり感がある積み方。
1週間でここまで積みました。石積の施工スピードが5年前の5倍くらい早くなっている。積んでいる当人たちもビックリ(笑)
輝君は変わらずに楽しくて頼もしい仲間です。
作業7日目でいったん2022年度の石積みは途中で終了。私がイタリアとフランスに出張しなければならなかったため。
そして、2023年1月から工事は再開。5日間で残りは積み終わりました。
この場所は本堂も建ってしまったし、裏道も狭く、軽トラックも入れませんでした。その為すべての搬入と石積みは2tショベルカーで行いました。いやー自社でショベルカーを購入していて良かった!たかーい買い物でしたが最高に頼もしく、たかーいパフォーマンスを発揮してくれました。
ここ数年は年に何度も石積みをする機会が多く、本当に技術を高めることが出来たし、時を超える仕事が出来て良かったと思っています。
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ここはコメディアンの萩本欽一(欽ちゃん)が自身のお墓と復興する高岳院さんを通称:欽ちゃん寺とすべくプロジェクトされた場所です。
先ずは将来欽ちゃんのお墓が出来る部分に土留めの石積みを行いました。
施工前の景色。草が酷くそしてイノシシやシカ、マダニ、ヤマビルの巣窟となっていて草刈りにも入れず、初めは除草剤で枯らしてからの作業となりました。
掘削を終えたのり面。今回の石積みは伝統的な空積み工法なので高さは1.99mとします。
そして、いつもと違うのは積み方。今回は能満寺さんの置き場に置いてあった様々な種類の石を使うので、野面積みは出来なそう。ということで、”くずれ積み”を行うことに。
通常関東地方の崩れ積みは石の後ろに石を置いて、段々と後退していく形なのが一般的と言われています。
それは関東ロームなので、ある程度の切り度でもそのまま崩れずに持ちこたえれることに起因します。
関西地方はサバ土と言われる砂利混ざりの土なので(砂壌土・真砂土)しっかりと石同士を組み立ち上げ断面で見ると一番下の石と一番上の天端石の表面の出が同じくらいになり”く”の字になるように積みます。
私も関東式の崩れは何度も数えきれないほどやってきましたが、見た目は関西式の方が断然美しい。
そして、後ろに大きくは後退しない分、敷地面積を有効に使える。
いつもと違って石の一番出ているお腹部分を前面に出し、後ろ側(土圧のかかる土側の面)が出っ張っていない所を見計らって、”縦吊り”をして石と石の間に谷積みします。一枚目の写真が非常にその特徴を捉えています。
大事なのは石自体の自重のモーメント。石を組んだ時に下方向と後ろ側に倒れようとする力が働いていることを十分に確認して積み上げます。
下の石は上の石を挟み込んで前へ出てくるのを万が一の時に防ぎ同時に下の石にも加重を加える役割です。
しかも今回の崩れ石積は大きな石を使っています。最大で2.4tの石も使用。平均で1t以上の石を使っています。
最近このような大きさの石で崩れ石積など殆どないのではないでしょうか。今回このような機運に恵まれたことに感謝しながら作業を進めていました。
いつもの野面積みとは違って、加工も最小限石のあたり部分のみ行いました。
応援にはいつもの厚木の庭師:輝庭の菊地さん。菊地さんも今回のこの大きな崩れ積みは初めてだという。
私も実は庭園協会の神奈川県支部で行った崩れ積み講習会で1回やったのみだったのですが、石積の場数が多かったので石の扱いは非常に苦も無く順調に進みました。何事も経験なんだなと感じました。
高さが1.5mを超えたあたりから、石積は世界が変わってきます。圧倒的な大きさの石積みに感じ始め、恐怖心も出てきます。そしてここより上に積み上げるのは己の経験と鍛錬が無ければ出来ることではないでしょう。
何年か前に海老名市の鳳勝寺さんで高さ3mの野面石積みを経験しているし、1.99mの空積は能満寺さんで50mほど経験していたからこそ。
いよいよ天端に掛かってきた様子。天端を決められているので石を選ぶのも中々の仕事であり、この石の選択の速さが石積のスピードと出来栄えに直結します。
私の場合、石積の経験が多かったので、このあたりについては自信が持てるくらいにはなりました。自分で一石一石選ばずとも、その場にある石、又は石山で無造作に積み込まれた石であっても問題なく積むことが出来るようになっています。
そして8日間で完成。途中大きい石が能満寺さんにはなくなってしまい、平塚市の妙楽寺さんより石を譲っていただき最後まで積み上げることが出来ました。
横からの眺め。大きな石を使って高さ2mほど積み上げましたが、後ろ側に後退し過ぎず、断面が垂直に近い状態なのが分かると思います。そして様々な種類の石が使われたのも色で分かりますね。”く”の字とまではいきませんでしたが、厚めの石も多く、そして巨石での石積だったためですが、それでも美しい崩れ石積になったと思います。
濡れた姿は本当に美しかったです。
欽ちゃん寺(高岳院)はこれからも少しずつ境内の整備がされていくことになります。
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2023年4月から新しい海外プロジェクトが始動します。
4年前にフランスでセミナーを開催していた時の生徒さんの一人が自身の資材置き場に日本庭園を作りたいとのことで、昨年10月末に現地調査に赴き、今年1月からリックCADを使って設計してきました。
全体の計画CGです。
敷地はこの5倍くらいあるのですが、ガーデナーでもあるクライアントさんが、他の場所にはそれぞれのテーマで庭園が造られています。
実際の日本庭園が建設される予定地。森の中にあります。斜面で構成されているので、CGで作図するのも非常に大変でした。
自然の中ということもあり、自然と溶け込むエリアと、しっかりと作り込むエリアとに分け、日本の美しい庭を計画。
将来的に茶室も建てたいということなので、以前のプロジェクトで作っていただいた建築の3Dcadをはめ込みました。
作り込みの庭園部分のCGです。
書院の中からの眺め。
私は庭師でありますが、こうやって分かりやすく造園用3Dcadを使ってお客様にプランニングをします。
現在はフランスのクライアントさんが私の4月の渡航に向けて掘削などの土木工事を先行してくれているようです。
これから毎年1週間から10日ほど渡航して少しずつ完成させていこうと思っています。
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http://niwashido.jugem.jp/?eid=1279
上記の10年前のこのブログで屋根抑えの竹を交換していたので、実に10年振りに押さえ竹、そして屋根をふき替えることになりました。
今回は軒先の板(広小舞)も腐食していたので交換し、屋根部分を根本的に修繕する工事。
まずは施工前の姿、これはこれで詫び寂のある庭門ですが、腐食が激しいので、このままにすると、骨組み材までダメになってしまいます。
そこで、今回は屋根裏材まですべて交換する工事に。
屋根材全てをはがした姿。
垂木はまだ健在でした。助かりました。
しかし、広小舞の腐食は激しく、交換を余儀なくされました。
広小舞を交換し、屋根の中央には新しく、晒竹の3分を使用。以前は裏側も全て杉皮葺きとしていましたが、昨今の国産杉皮の値段は高騰し、とても使えなかった。それに新しくするなら、この門を作った大工さんと同じでなく、弊社らしくやり替えるのもありでしょう。
下からの眺め。良い感じ。
その後は、野地板を葺いていきました。両サイドは杉板。本当は”砂擦り板”を入れたかったけど、予算に合わせるのも大切。
その後はルーフィングを張ります。しかしこの日は厚くて、ルーフィングが暑くなり、焼けた鉄板の上での作業みたいでした。
次はいよいよ杉皮張り。先ずは1層目葺き、その後は軒先だけ長さ20cm位のものを2層、3層と張ります。こうすることで少ない杉皮を厚く吹いているように見せれます。これも予算を考慮して。
その後は青竹を横に這わして釘で固定。この時ステンレスのくぎを使いことは避けます。以前サビないようにステンレスのくぎを使ったのですが、ステンレスがサビないからこそ、竹と釘の錆が乗った抵抗力がつかず、かえって固定されないことに気が付きました。
これも経験ですね。そんなわけで今回は鉄のくぎで固定。その後は縦方向に竹を付けシュロ縄で結束。
弊社では軒に向かって細い側(竹先)を節止めで使います。垂木は棟側が細いように使いますが、竹には節があり、末口を節止めにする習わしがあります。そして、その方が軒側から見て美しくなるように感じます。
そして棟竹の結束です。この3本の棟竹はシュロ縄だけで結束されます。
結束が終わった棟竹。桁として半割の竹を使い、2本使いのシュロ縄が一度桁から下方向に行き、横竹の下をくぐって、
両サイドの竹を巻き込み、一番上の棟竹で結束されます。とても理に適った結束法ですね。
断面で見るとこんな感じ。皆さん分かったかな?わかればきっと使えるので、試してみてくださいね。
完成した庭門の屋根の修繕の全景。前回よりも押さえ竹を倍に増やしました。繊細な感じが出ました。
そして完成。
良い感じになりました。
そしてもちろん、どんな日も私は人に問われればこう言います。
「日日是好日」ってね。
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10年以上前に海老名市の鳳勝寺さんの中庭を作ったのですが、当時施工した簡易土塀(ウレタン樹脂での施工)の柱が腐食し、今回作り直しを提案し、施工することになりました。
前回は現場で発生したクヌギ丸太を使いましたが、今回は生栗丸太を使って、本物の土壁を作ることに。
先ずは皮むきで生栗丸太の皮を剥いていきます。チョウナでのナグリ仕上げの場合、多くの方は皮付きにまま、直接ナグッていくらしいですが、今回はホゾ穴加工もあるし、しっかりとナグリ面を出したかったので、墨付けの工程を考慮し皮を剥くことに。
なぐり仕上げではなく、白木で終えたい場合には、この皮むきの道具を使うことはお勧めできません。
この荒皮を剥く作業でこの皮むきを使うと、表面の木肌の美しさを損なうので、マイナスドライバーや、他の使い勝手の良い道具を使って表面の厚皮をめくり、その後はガラスの破片を使って薄皮をピーリングすることをお勧めします。
上記の写真は皮むきを使って向いた後に芯墨を打ってからチョウナ仕上げしていきました。
少し毛羽立っているのは、野趣的にしたかったのでこのくらいで丁度良い。そう、妥協とは違います。その場所の雰囲気に合うように合わせて施工していくのも、その庭師の技量だと思います。
最近多く聞きますが、「味がある」という表現を使う庭師さんが居ますが、それが本当に「味があることを狙って、留めた」なら良いのですが、技術的に未熟なことを”味”で逃げている方々が多い。そしてそれを庭師の先達が率先して若い庭師にそれを言ってしまう。経験の元にそれを話し、その先にある”美しさ”まで説明できていれば良いのですが、若者からすれば、「あぁ、この未完成な感じが味なんだなー!」と勘違いさせかねない。
ちゃんとその先まで出来てから、その仕上がりを途中で留めて、味わい深い演出の為と言えればいいが、そうじゃない人たちで溢れているように思う。
柱部分は石積みの上にあるので、前回施工時に、石積天端に柱用の穴として塩ビ管のφ125mmの物を埋め込んでいた。こうすることで簡単に柱をやり直せる。天然の泥を使うので、今回は屋根も付けるようにしました。
弊社がいつも使う寸法の腕木と屋根。強度を持たせるために真ん中の柱は貫通式のカンヌキ型にしました。
自然の曲がった柱を使うので、墨付けの時には横方向で一直線になるところを決めて、墨を打ちました。これも経験が生かされます。
横に通した上部の抜きには下部に溝を、真ん中の板は上下に溝を、下の板は上方に溝を掘り、竹小舞が上手く入るようにしました。
今回の塗壁厚は30mm。各柱に横の小舞用に溝堀をしてそこに割竹をはめ込みます。
表側に泥を塗っていくので、縦が皮表にした割竹、横は表から見て内側になるように。それを染め縄ではなく、染め無しのシュロ縄で結束。
近くで見るとこんな感じ。ホゾが彫ってあるのも確認できますね。
上部の2左右の竹小舞が終わった姿。柱や木材んは全て、8年前に作った自家製の柿渋が5度塗りされています。
遠景で見るとこんな感じです。
そして竹小舞が終わったら土を塗っていきます。
今回お世話になった泥は深谷粘土さんの荒壁用の泥。20kg入りのものです。使用量が少なかったので、自分で荒木田土に藁を混入し寝かせたものではなく、そのまま使えるものを購入しました。
自分で作る場合には、今回の様なものだと、荒木田土1に対し、3?くらいに切った稲藁を同分量いれて、夏場なら3か月ほど寝かし、使う3週間ほど前に、更に藁を40%ほど入れて寝かす。水の含有率は自分で調節。その後現場で使う。(最初の荒壁にです)
先ずは荒壁を塗っていきました。前の写真の通り、表側を塗ると小竹の間から粘土が出てきます。これが乾燥しない内に、ある程度時間をおいてからその日のうちに出っ張った裏側を裏押しします。こうすることで小舞に粘土が噛み、剥離を防ぎます。
同じように全ての壁の表側を塗り、少し時間をおいて裏押しをします。
これで荒壁の終了。実はこの後、写真を取り損ねましたが、下地の荒壁の養生期間として、3週間シートをかけてゆっくりと乾燥させたのちに、中塗り仕上げで完成させました。
中塗り仕上げには、荒壁に使った粘土1に対し、同数量、すなわち1対1の割合で洗砂を混合したものを使って、厚み5mmで塗っていきます。
今回は角や板に対して”チリトンボ”は使いませんでした。荒壁の後に大直しと言って、収縮し隙間や日々が出来たところに泥を入れて修復し、もう一度乾燥させ中塗りの地盤を作る。その時の状態が良かったためにチリトンボを省略しました。
私は本来このような土塀仕事は左官屋さんが行うべきという考えでしたが、自分にもできるところまではやろうと思って施工しました。もちろん、昔から自社の置き場で修練を積んで、失敗を重ね、経験を得、それからお客様の元で施工しています。
やってみたかったからやってみた的なことは最早プロフェッショナルでないので私はしません。
勿論、それなりの勉強もしてきたし、理論も施工レベル上げるための努力もしてきました。
でも今まではやらなかった。でも今回は、この中庭にはやっぱり本物の土塀があった方が、より良い空間を生むと思ったので施工しました。
お客様のお庭はトレーニングの場所ではありません。やりたいと思ったら、まず、修練を積むことが大切。そして、その場所に本当に必要な構造物なのかをもう一度かんげることが大事なように思います。
やりたいからやった。結果失敗した。だったらお客様に申し訳ないし、それはプロじゃない。
そして、技術の未熟さを”味”としていることもとても恥ずかしいこと。
私も常に技術と心の向上を図っています。
そして、「日日是好日」です。
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実は昨年より椎間板ヘルニアが悪化し、神経を圧迫していることが分かりまして、今月は主にそちらを治療したり、家族での時間を大切にしようと考え、仕事を詰めるのはやめる方向へ。
勿論、弊社に依頼されている業務はこなしていきますが、全日程を仕事でいっぱいにすることはやめました。
思えばここ一年の間に、イタリア、スイス、ドイツ、ロシアへと仕事の出張に出ていて、体も悲鳴を上げている。
ゆっくりと愛犬たちとも過ごしていなかったので、先日は長野県の菅平高原まで雪を満喫しに出かけておりました。
心身ともにリフレッシュ!とても大切な時間だと痛感しました。
もちろん仕事から全て解放されることはないので、いつ何時海外からのネット会議があるか分からないのでパソコン持参の旅ですが。
私は17歳のころから海外志向だった、だから今のこの状況は自分の夢だったことが叶っているということ。でも私が海外で活動するにはいささか歳もとっていたのも事実。
もっと若いころに大海原を舞台とした活動がしたかったのですが、実力不足だったわけで・・・。
もちろん今もまだまだ未熟ものですが。
海外での仕事は本当に色々な経験になる、日ごろはしないような大きな滝を作ったり、池を作ったり、海外の植物生産会社に行って植物を見たり買い付けたり、庭園で使う石を見に、都市から車で7時間以上かけてコアなローカル山脈を見て回ったり、現地作業員さんとコミュニケーションをとって働いたり。道具も違えばクレーンなども違うわけで。
苦労は絶えません。でも、この経験が私を強くしています。
とにかく今月と来月で、まずは身体を治すことにします。
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本当に楽しかったです。
海外での仕事も規模は大きいけれど、私の目の行き届く範囲でコツコツと積み重ねる日本の仕事はやっぱり良いものですね。
繊細な拘りとか、飛び石の高さの設定とか、樹木の向きとかって、やっぱり日本人にしかわからない感性を使うから。
手前の燈籠は明治期の古材です。これはうちの在庫を出しました。
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現在弊社では、公共工事の日本庭園を造っております。
お付き合いのある造園会社よりの依頼で、日本庭園に関する仕事があるのだが弊社に協力してほしいと。
図面はあるのだが、私が全て設計を変更して良いとのことで引き受けることにしました。
弊社ではリックCADを導入しているので、役所に対してもCGイメージを添えて提出することが出来、無事に私の設計で公共の場に庭を作ることが可能になりました。
下請け業務にはなりますが、自分が設計した庭を作れるのでいつもの工事と同じ感覚で作庭が出来る。
しかも、多くに人たちに目につく公共の場所。
美しい茅葺屋根の曲がりや建築の中庭。
石を積んで、その上に銀閣寺垣。土地に高低差を付けて石組みをして。
既存のクロマツを移植して、線の細い木々で空間を作り上げる。
庭師仲間も連日応援に来てくれています。
ハイゴケをあしらって、もうすぐ完成です。
やっぱり、日本のお庭って良いなぁ。
日々是好日ですね! 昨年と今年、私は海外に多く出張したりで、日本の仕事に中々集中できませんでしたが、気の合う庭師仲間との日本での手仕事はやっぱり楽しいです。海外の方と庭を作るときは、いろいろな障害もあるので毎日気が休まりませんが、ここでの仕事は本当に楽しいです。
]]>ブロック積んで、フェンス付けて、ウッドデッキ作って、インターロッキングして。
大切な仲間の力も借りながら。徳長くん、ありがとー😉👍🎶
本当に何年振りかのエクステリア工事でした。
お施主さんは外国人の方で、見積書も英語で頑張りました。
楽しかった。芝張りは春まで待つことに。
]]>昨年はずっとブログの更新を怠り、皆様には大変失礼しておりました。
9月からしばらくの間は海外案件の設計を毎晩真夜中まで行い、そのような状況の中、急に従業員さんも退社してしまい。
ヒーヒー言いながら、秋を超え、暮れの手入れに突入し31日の大晦日まで働いておりました。
しかし私も何とか元気にやっております。
今年もどうか宜しくお願い申し上げます。
]]>先月の7日よりずっと石積工事やロックフィル工事をしております。ようやく主な工事は終わり、いよいよ植栽工事のみとなりました。
最近は海外からの日本庭園造りの以来があり、毎晩真夜中まで設計に追われていますが、共同プロジェクトとしてイタリアの造園会社と協力しながら進めています。場所はイタリアではないですが、想像を絶する規模の依頼。勿論これはコンペティション形式の依頼で、先ずは並みいる世界の強豪から勝たなければなりません。
自分がコツコツと海外で活動していたことがきっかけでの依頼。
このチャンスが巡って来たのも何かの縁です。毎晩オンライン会議を重ねたり、日本の建築家さんとも打ち合わせしながら、挑んでいます。
10日後に提案期日を迎えます。その時までに必死に足掻いて、より良い提案が出来るようにがんばります!
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担当 霧島宏海
]]>自分の刈払い機の具合が悪くて 、もしも壊れたら困るなーと。
入荷の電話が入った直後に、弟子の刈り払い機が「親方っ!草刈り機のエンジンは掛かるんですが動きません‼️」
っておいっ!そっちぢゃねー(。>д<)
頼むから直して使ってくれ‼️(笑)
Oggi è il nostro anniversario di matrimonio Ma ci siamo ricordati ieri. (^ o ^;) Sono passato 6 anni da quando mi sono sposato.
今日は結婚記念日です。妻と結婚して丸6年。
しかし、お互い昨日思い出した(笑)
フェイスブックの過去の思い出で結婚式の記事が上がっていて気が付く(笑)
イタリアの建築と庭を扱う雑誌者から取材を受け、インタビューに答えた記事が掲載されました。先ずはネットで公開され、その後紙の誌面で発行されるようです。
少しずつですが、私の国内外での活動や、思想が紹介されてきました。
また、ミラノやフランスの記者からも取材の申し込みを受けているので、このコロナ騒動が落ち着いたら、日本や各国で取材を受けていきたいと思います。
Sono stato intervistato da una rivista che si occupava di architettura e giardini italiani e la mia intervista è stata pubblicata come articolo.
An article was published in response to my interview after being interviewed by a magazine that deals with Italian architecture and gardens. First, it will be published online, and then it will be published in a paper magazine.
Little by little, my domestic and international activities and ideas have been introduced.
妙楽寺さんでのアプローチ工事完成です。今回の敷石工事は長かった。
提案したCADのイメージ図。幅は120cmから150cmになりましたが概ねイメージ通りです。
施工前の玄関から山門側への眺め。
工事完成後の姿。左側は洗出しのアプローチ。ここは庫裏への玄関。
半ばからの眺め。施工前。
完成後の眺め。
今回は出来うる限りは加工無しで合わせました。目地も極力狭くしましたが、最後の目地材を表面ギリギリまで詰めたので少し目地幅が出来てしまいました。本来弊社で施工する延べ段は”深目地”といって石の表面よりも1cm位下で仕上がるようにするのですが、今回のご依頼は”バリアフリーな通路”でしたので、目地を石の表面とほぼ同じ高さに。今回使った石は角が全て”丸み”がついているので目地を入れたときにどうしても実際の相端の隙間よりも広く目地が出来てしまいます。
高所ゴンドラからの眺め。
庭師さんによっては今回の目地が表面まで入っているために”残念な仕上がり”とか云われてしまうかもですが、私は全く気にしません!お客様の望んだ事ですし、なによりここはお寺様、お年を召した方も多くどなたでも安全に玄関へ行けることが最も重要事項。
若い庭師さんにもありがちですが、”物事の本質”を見極めることが大切です。
”プロの目線だけ”で物事を考えていませんか?庭作りの決まり事のようなことに(テキストなるもの)縛られていませんか?
私はいつでもその場に相応しいものをお客様と共に考え施工に当たります。庭師のエゴの強いものつくりにならないように。
10日間掛かってコツコツと仕上げてきた敷き石。終わってみれば、もともと在ったかのような景色に(笑)
スロープも20cm位地面が上がっているのですけどね。
とにかくこの様な時期に、この様な”手仕事”をさせて頂いた祥雲山 妙楽禅寺さまに感謝致します。
]]>玄関前の洗い出し舗装も終え、いよいよ明日、全ての工事が完了します!
長かったぁ。工種は二つしかないのに面積が広かった。でも今のご時世の中
こんな工事を任されたことに感謝しかない。
疲れた体に鞭を打ち、家に帰ってからは先日工事依頼をして下さった鎌倉の現場の設計と見積り。
CADを使ってプランを練っています!
]]>石張り工事になって10日目。やっと全ての石を張り終わりました。
といっても今日の夕方に最後のスパンを仮置きし終わり、明日モルタルで固定(^-^)v
コツコツ、コツコツやってれば、終わりは来るものだなー\(^-^)/
これが終われば目地をいれて、洗い出し舗装をすれば全て完成!
それにしてもヘルニアが痛い!
でも、やっぱりこの仕事好きだぁ!
]]>やっとこさ10m弱ってところかな。コツコツ気長にやってます。
残り10mちょっと。と言うことはまだ半分行っていないけど、気持ちはまだまだめげません!
ただ、椎間板ヘルニアが辛い(T_T)
]]>って神奈川県は雨空のスタート。
今日もテントを建てながら雨対策をしてコツコツと乱張り仕事。目に見えて進まない。
そして、今朝起きて一番で前歯を折りました(。>д<)
途中仕事を抜け出して歯医者さんへ。とりあえず応急処置でボンドで固定。
トホホな1日でした。
]]>しかし本当にコツコツ、そしてコツコツと地道に施工してます。
従業員の小松豪くんも、指導されながら何度も何度もやり直されながら、庭師の勘所を"体感"させております。
一つ一つの仕事には意味があり、地道な事柄が美しい空間にしていくのです。
後10日間以上この同じ作業を繰り返していきます。気の遠くなる道ですが、地道こそが大切です。
]]>今回の石材は加工せずに目地も極力狭くしていくため、時間が掛かりますが、良い仕事です。ワクワクが止まりません。
]]>まさか、庭師の私が墓地を作るとは!
初めてのことでしたが、庭師らしく、手仕事を大事に施工。
納骨用の枡を設置して
土留めの石を積んで
枡の周りは丹波石を小端立てして、洗い出し舗装して
御影石で蓋を作成して
無事に完成です。
初めての経験でしたが和尚さんにも大変喜ばれました。
]]>弊社では初のCADによる提案をし受注した物件です。
昨日平板据え付け後に基礎コンクリートを打ち、明日からいよいよ石張りがスタートします。
気合い入れて頑張ります。
]]>
以前能満寺さんでの樹木葬で石積みをしたり、洗出しの園路を作ったりしましたが、今回は同じエリアで新しく解説した、ペットと一緒には入れるお墓の区画でのお仕事。
ご住職さんより、版築土塀で低い壁を作っていただきたいとの依頼。
以前作った樹木層の沙羅双樹の丘の前部分のこの場所。
正面から見た施工現場。この洗い出しの遠路の手前がペット同伴葬のスペースです。
以前作った洗い出しの遠路に沿って版築塀の型枠を作っていきます。GOくんは型枠仕事は初めて。
私は10年以上前は外構工事の仕事のほうが多かったので、型枠仕事もサクサクできます。
版築土塀なのでなるべくセパで組む型枠にはしたくなかったので、細かく桟木などを当てて突き固める圧力に耐えられるようにしていきます。そして、GOくんは版築塀も初体験。
いよいよ版築の突き上げ作業。私も真剣に版築を突き上げていきます!!
超真剣に仕事をしているGO君に超真剣にちょっかいを出し続ける親方の私(笑)にゃはは。
「GOくんよ、肩の力を抜きなはれっ、リラックスやぞ!!」とアドバイスする私。GOくんはいつもの通り、苦笑い・・・・。
ちっ!ノリの悪い奴じゃ(笑)
もちろん仕事のクオリティーは下がりませんよ!!面白おかしく仕事をしていても、ものつくりの仕上がりには真剣に取り組みます。
今回作った版築塀は”虹の橋”をイメージ。なぜなら、今回の依頼のペットと一緒葬は和尚さんの意向で版築塀に。そして版築塀は幾層もの地層のような模様が仕上がりに出てくる工法。
その層を虹に見立てた。なぜか、私もワンコを飼っているので知っていましたが、飼い主さんたちの間で、こんな話がある。ペットが亡くなったとき、その子たちはお空の虹の橋の袂(たもと)でご主人様がいずれこの場所に来るその時を待っているそうなんです。ご主人様と一緒にその橋を渡るその日まで。
その為、ペットと虹との関係はペットを飼っている人ならおおむね知っている逸話なのです。
だから、今回の版築塀では、虹の橋をイメージしました。たまたま前回作った洗い出しがアーチ形状の部分もあったし。これはやるしかないでしょ!!
今回の工事も本当に楽しかったし、一人でも多くの方が、愛したペットたちと一緒に安らかに時を刻んでいってほしいと思いました。
]]>無事に10歳になりました。1才半の時に引きとってから、毎日楽しく過ごしてきました。
お顔は年々白くなってきたけど、元気一杯です。
そんな10歳記念は朝から誕生会を開催するために私が料理を作りました。ケーキもヨーグルトを使って全て自家製。ワンコも人間も食べられるように。
六時間かけて全ての料理が完成。
いつもの仲良しシベリアンハスキーのLEGOさんとそのお父さん、お母さんも一緒にルークのお祝い🎁🎂
キング&クイーンのイラストを妻が描いて顔出し(^-^)v
お友達のレゴさんもライオンに(笑)
朝6:30からケーキを作ってました。
完成。砂糖は使わず、フルーツをふんだんに使って可愛らしくゴージャスに。
これからもずっとずっと一緒に居ような!
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11年前。まだこの場所はプラスティックの竹垣が施工されていました。
そして11年前に施工した黒長穂垣。黒穂垣の下が四つ目垣になっていますね。
そして11年後の今年施工した黒長穂垣。四つ目垣が無くなっていますね。
11年前の施工中。
今年の施工中!おぉ!違いが分からない(笑)四つ目垣が有るか無いかですね。
11年前の32歳の私(笑)
11年が経ち、妻の佳代が同じ仕事をしている!!”人に歴史あり!”ですね。
11年前の黒長穂垣。
今年施工の黒長穂垣。
11年前の黒長穂垣と建仁寺垣。
11年後の今年に作り直した黒長穂垣と建仁寺垣。
11年前の梅林脇の黒長穂垣。
今年作り直した黒長穂垣。
いやー自分で書いてても懐かしいし、とても興味深かったです。
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今回も11年前と同じ屋根付きの黒長穂垣に、違うところは、以前は地面から60cmは四つ目垣でしたが今回は全部黒長穂垣に統一しました。
お風呂場の前は前回同様に建仁寺垣を施し、透けないようにしています。
施工中の全体の様子。突き当たりのアジサイに面した場所も施工。これも11年前と同じ。
そして完成した黒長穂垣。
こちらも完成した建仁寺垣と黒長穂垣。
今回の黒長穂は11年前よりも質の低下が目立ち、透け感が半端ない・・・・。これでも同じ量を使用しているのだが、いや、以前よりも束的には多い・・・・。
こちらはアジサイと梅林の境に作った黒長穂垣。余りに透け感が激しく、裏のボイラー施設が透けてしまうので、急遽裏側にも穂を掻き付けてダブル仕様に。企業努力です(汗)
写真では見にくいですが、小さな屋根板を取り付けました。今回施工した垣根の長さは20m。下準備から合わせると約1ヶ月間掛かりました。
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11年前、まだ最初の大徳寺垣を施工する前。庭門前のお庭も作られていませんでした。
門の脇はクレオソート丸太の柵があるだけ。
これが11年前に作った大徳寺垣。
11年が経ち、朽ちていった大徳寺垣。
そして今回新たに作り直した屋根付き大徳寺垣。
11年前の右側の大徳寺垣、当時はこのお寺様で間伐した竹穂を使っていました。
今回の右側の大徳寺垣。穂は別のお寺様の敷地で取ったものと、購入した国産の孟宗竹の穂。
11年前に作った左側の大徳寺垣、中国の輸入穂で作った。節揃えがイマイチですねー(汗)
そして今回施工した大徳寺垣の左側。比べてみると面白い。
11年前に私から大徳寺垣のパネル作りを習い制作している西窪周二郎くん。
11年経ち、同じ場所で同じ垣根のパネルを制作する今の従業員、GO小松くん。
こうして時は流れながらも弊社では次の世代へと技術は紡がれていく。
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まずは全体の姿。
正面から。庭門と一体となっている様子が分かりますね。
杉皮屋根。今回は4枚重ね葺き。
内側からの屋根構造。焼き仕上げと無垢材のコントラスト。
左側の大徳寺垣。右穂揃え。
右側の大徳寺垣。左穂揃え。
編み込みの拡大。今回横方向のあんこは黒穂を使用しました。
裏側の長穂垣。右側。
左側の黒長穂垣。
そして裏側の庭門の全景。内側の黒長穂垣(今回施工)との調和も良く、良い空間になりました。
節揃えが分かる写真。1本1本掻き付けていったのもよく分かります。
改めて、この様な竹垣を作らせて頂くチャンスがあり、とても幸せだし予算も含めて全てを一任してくださった鳳勝寺様に感謝。
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今回施工するのは弊社が11年前に施工した"大徳寺垣”と黒長穂垣の作り直し。
丁度このブログを始めたのも11年目で、初期の記事でこの最初の大徳寺垣の事を書いています。
http://niwashido.jugem.jp/?eid=3
このブログも2575件の記事を書き続いてきましたが、この初期の大徳寺書きの記事は何と3件目の記事です。
この大徳寺垣の記事は私のブログの歴史でもあるんだなぁ―と、しみじみ感じます。
さて、そんな大徳寺垣ですが、月日は流れ11年が経ち腐食も進みましたので交換することに。
鳳勝寺さんではありがたいことに、今回もこの手の込んだ垣根でお願いしますと!!嬉しいです。
そんなわけで、私自身もこの11年で、親方になり、社長になり、経験を積み、今できる最高のものを作ろうと、前回よりもバージョンアップした垣根を施工することに。
施工前の以前の大徳寺垣。この時のお弟子さんだったのは西窪周二郎くん。現在は7年前に独立し若手NO’1の実力者としてこの世界を牽引していく存在に。
さて、そんな大徳寺垣ですが、今回は屋根も付けることに。
庭門との調和を図り、庭門の風格を上げる演出。
そして、前回の柱材はカイズカイブキの丸太(弊社のお気に入り部材)でしたが、今回は今現在のお弟子さんGO小松くんのスキルアップの為に生栗丸太のチョウナ仕上げに。
滑板もチョウナ模様仕上げにしてこだわりました。
前回は裏側は建仁寺垣でしたが、今回は他の黒長穂垣との調和と、表裏で違う穂を使った垣根も面白いと思い、黒長穂垣に。
ということで、今回施工するのは、”数寄屋屋根を付き表大徳・裏長穂垣”です。
チョウナ仕上げと胴縁のホゾを掘った柱材。仕上げに自家製の”柿渋”を散布。この時の記事はしたのアドレスで見てください。
http://niwashido.jugem.jp/?eid=2037
骨組みが終わったところ。ヌメ板がチョウナ風仕上げになっているのがよく分かりますね。
何日も掛けて準備した黒長穂。今回は1ヶ所節合わせ仕上げ。
弊社では手間暇を惜しまず、1本1本銅線でからげていきました。
天胴縁の上に”あんこ穂”を乗せボリュームを出します。そして忍び竹。
GO小松くんには今回大徳寺垣の竹穂の編み方を伝授。覚えてしまえば簡単な仕事。
ポイントは右穂・左穂の小枝をちょこちょこと仮留めし、押し縁の位置で針金で絡めていくと、将来的にもこの針金を採る必要がありません。
そして今回こだわったのが屋根です。普通垣根の屋根は簡素なものが多いのですが、今回はしっかりと棟木、腕木や桟木。垂木を流した作りにしました。庭門の屋根と構造を同じにすることで、今までは独立していた庭門が、あたかも3つの屋根で作られた門に見えるように。
それでも、材料の制限もあり、簡易的にするところは簡易的にしました。本来は垂木の端に”広小舞”そして化粧裏板(砂ずりの板、竹材でもよい)その後に野地板、仕上げ葺きと施工するのですが、今回は広小舞と野地板を兼用しました。
大工さんも同じですが。私は必ず垣根の簡易屋根でも庭門の屋根でも必ず”原寸図”を板に書き起こします。
それでバランスを見て、実際の採寸を計り、木工に移行します。そして、仮組をして施工が可能かを吟味して現場で施工。
置き場で木工をしながら仮組みをしている様子。先日購入した4枚裏スキ追い打ちノミが大活躍。
現場での施工の様子。今回棟木と屋根板は焼き板仕上げに、無垢材とのコントラストが面白いかなと。
Goくんが作った穂のパネルを忍び竹で固定した様子。節揃えの位置は好みですが、一番下の節を合わせると、スッキリとした印象になり、締まった景色になります。しかし今回はこの穂の右穂捌き、左穂捌きを強調するために、1番下の押し縁の少し上で節合わせ。そうすることで1番下と次の2番目の押縁との間でこの”捌き目”が綺麗に開き見える様になります。
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神奈川県支部の桂穂垣の講師を務めさせて頂きました。
全国から50名の庭師が集まり、竹穂垣の最高難度の桂穂垣が無事に完成致しました。
講習会とは思えないクオリティーの高い仕上がりに。
今回施工した桂穂垣は桂離宮にある、本歌(オリジナル)の工法。
巷でよく目にするこのタイプの垣根はほとんどがパネル式に竹を編んで表面に張り付けるタイプですが、本歌は枝穂を一本一本を右穂、左穂に捌いて市松模様に丁寧に根気よくかきつける。
気の遠くなる仕事。
段取りから考えると途方もない手間が掛かります。
竹藪から竹を切り出し、穂を落とし、葉を落とし、節を揃える。中に詰める"あんこ"もとんでもない時間と根気が求められます。
しかし、この幻の垣根とも呼ばれる本歌仕様の桂穂垣は皆様の力で施工されました。
私の持てる全ての技術と勘所を伝授させて頂きました。
]]>半日ほど工事は遅れましたが、無事に終わって良かった。
室内からの眺め。
雪見障子からの垣根と灯籠。日本らしい景色。
穂先も切り揃えて、凛とした垣根に。
フランス在住で庭師をしている辻さんが来日中に手伝いに来てくれました。辻さんはフランスでの日本庭園セミナーで毎回私の通訳をしてくれています。
施工前の写真。
弊社が作った施工後。
建物側の施工前。
やっぱりプラスチックの押し縁より、天然竹ですよね。
あー、楽しかった‼
]]>今回は穂先にもボリュームを持たせるために、黒穂を天胴縁の上に充填していきます。
もちろんその時にも忍び竹が必要。
写真のように横方向に忍び竹を皮面を内側にして取り付けます。この時、親柱よりも少し長くして、縦の忍び竹の内側にとりつけます。
2つ付けるのにも意味があります。
上側の忍び竹はボリュームが出たときに崩れないように。そして、天胴縁より5cm位上にもう1つ。
これはあんこの厚みを抑えるのと、切り揃えた黒穂でもこの天胴縁に乗っけた際に、キチンと胴縁までタッチしているかを確認するため。そして大事なのが、あんこの手前部分だけ天胴縁の前に下げます。
こうしないと、押し縁を付けた時にあんことの境目が見れてしまい、あたかもあんこを入れましたーって感じになってしまいます。
こんな感じにね(^_^)
その後、こちら側の仕上げ穂を掻きつけていきます。
今回は丁寧に一本づつ銅線で取り付けてます。これ、かなり大変な作業なんです。
普通なら押縁つけて胴縁との間に穂を上からスライドさせて挟み込ませて終わりぃってなるだろうけど、どうしても足元がバタバタと暴れるし、今回既存のアルミ製のヌメ板が狭すぎて、施工後にヌメ板から外れて地面に落ちてしまうかもだから。
そんな訳で、いつもの霧島らしく、こんな気の遠くなる仕事をしている。
結局本日で穂を全て取り付けるには至らず(T_T)
今回は贅沢な両面掻き付け、あんこ入り。
まあ、手間隙かかりますが仕上がりは美しい。
まずは通し作りなので、押し縁を通してそこに下ごしらえをしてきた長穂を一本一本丁寧にppロープで固定していきます。なぜそんなもので固定かというと、これは後々に取り外してしまうからです。これを使うことで先につけた押し縁にも傷がつかないためでもあります。
写真で見るとこんな感じ。
建物側からみるとこんな感じに。
その後は押し縁の後ろに胴縁を取り付けます。今回の施工場所は箱根ということもあり、湿度が高く竹垣の強度を上げる作用もあります。
勿論、胴縁を付けずに施工する場合もあります。その場合は押し縁に忍び竹を入れて反対側の長穂をつけていきます。忍竹無しでも施工は出来ます。
さて、そんな行程後にあんこを入れるために、縦に忍び竹を入れます。
この時必ず竹の皮側を内側に向けて取り付けなければなりません。それはこの忍び竹は後々外すのですが、皮側を内側にすることで取り外す時に上方向にスライドするのですがこのときに滑りが良く楽に抜くことができます。
そしてこれはあんこの黒穂を入れて行くときにも非常に大切なことです。忍び竹の皮で滑らせて充填します。
今日はここまで。明日からはまたあんこの充填と、手前側の長穂の掻き付けを行います。
既存のアルミ柱は残し、弊社で新しく黒長穂垣を作り直します。
しかし、弊社施工ではない垣根のやりかえはやはり大変。
割り間も違うし、施工法も違う。
再利用出来る部材は一旦外してから利用。
施工前の写真。
割り間を変えて、押縁もプラスチックから天然竹に変更します。
また明日から随時更新しますね。
]]>離れの純日本家屋が六棟だけで構成されている、ラグジュアリーな温泉宿:ホテル仙景別館、山家荘さんにて黒長穂垣の交換工事が始まりました。
まだ宿泊のお客様がいらっしゃるので宿の外で竹磨き。
そして、雪吊りの取り外し。もう春はすぐそこです。
さて、これから既存の垣根を撤去していきます!
]]>地元の左官屋さんを講師に迎えての"瓦土塀"の講習会です。
午前中はそれの打ち合わせ。
午後からは、豪くんが独りで朝から黒長穂垣の下準備をしていたので、気分転換に次の現場の下準備。
海老名市の鳳勝寺さんでの大徳寺垣で使う柱の準備。
生栗丸太を使うことにしました。
先ずは皮剥き。豪くんはこの仕事も初めて。
なぐり仕上げにするので皮を取ります。取らずにいきなりナグリ始める人もいますが、今回は八角形に仕上げるので、親墨を付けてから作業。そうすると皮が邪魔。
まぁ、やり方はひとぞれ。
柱に芯墨を出して、八角形を作る。
朱墨をガイドにしてナグリ。
豪くんに色々と指導しながら。
まだ完成ではないけれど、ざっくりと。
気分転換にはなったかなー。
さて、明日からは箱根湯本の温泉旅館、山家荘さんで黒長穂垣工事が始まります!
]]>生栗丸太にヒノキの自然白木丸太。
そう、弊社ではなるべく機会でボール抜きされた柱は使わないようにしています。
暖かみと人の温もりがある垣根を施工していきたいから。
もちろんこの丸太を建て込む時には水平器は使えないし、芯墨を出して下げ降りで建て込む。手間は掛かる、でも手間のかからない仕事なんてないよ。
庭師が庭師であるために。
今日はお手伝いに愛犬ルークとエマも置き場に来てもらったよ(^-^)v
その後は10年続けている華道の稽古。
楽しかった。
弊社は最新CADソフトウェアを一年半前に購入しておりましたが忙しさにかまけて、なかなか講習会を受けれて無かったのですが、ようやく重い腰をあげて、CADの本格的な始動へと。
2日間の基礎講習を受けましたが、エクステリアに特化した授業だったので、私の普段から描く図面とはかけ離れていたので、本日は自身の作成したフリーハンドの図面を使っての特別授業を組んで貰いました。
私の図面をCADで表現するのは上級者向けになるそう(汗)
既製品に頼らない作品を産み出しているので当たり前にCADでの表現は難しい。
でも、少しでもお客様に完成イメージを伝えることが、工事前からの顧客満足度をあげることに繋がるならと。
お客様の大切な予算を使ってのしごとなので、少しでも不安を取り除ければ、それは素晴らしいことと思います。
ウチは伝統を大切にしているからこそ、今回のCAD導入に至りました。
伝統と継承は別物です。
伝統とは現代においても最先端でなければなりません。現代のニーズに合致してこそ、新たな伝統となり得るのですから。
庭匠霧島は伝承の技術を継承しつつ、今に生きる伝統の創造を大切にしております。
さて、これからは最新のCADを使いつつ、工事では、きめの細かい日本の職人の手仕事の施工をしていきます。
それにはまず、下準備が大切です。
全ての垣根でいえますが、作り手によって下準備も仕上がりも人それぞれ。だからこそ面白いのですが。
さて、霧島流ではこの黒長穂垣では大まかに4通りの作り方があり、今回もその中のひとつで施工予定。
ざっくりと下記に4通りを説明しますね。
1つ目。長さを1800mm取り、その後下から75cmまでの小枝を払い、掻き付けは一握りをとり銅線でからげる。押縁竹を付けた後に木ベラ、竹ベラで下の乱れた竹をなるべく絡まないように直して完成。
2つ目。長さを大まか1800前後に合わせ、下から一節目を7cmで切る。全ての穂を一節目で揃える。一番下の押し縁竹は、滑板から150mmに入り、この押縁竹と滑板の丁度半分位に節目が揃うようになる(半分より上方は美しく見えない)。掻き付け方は一つ目と同じです。
三つ目。長さを大まか1800前後に合わせ、下から25cmに節を合わせて切る。この時、一節目ではなく、あくまでも下から25cmの節揃え全ての穂を同様に揃える。一番下の押し縁竹から上10cmのところで節が揃うようになる。
その後、一本ずつ導線で結束し掻き付けます。
4つ目。長さを大まか1800前後に合わせ、下から105cmの枝で揃える。それより下の枝は全て切り払う。そうすることで下から4番目の押縁より下に枝が来なくスッキリと上段下段に分けることが出来ます。
大まかにはこんな感じです。
今回は3つ目の節揃えで下準備。
今年で三年目です。
一年目は龍安寺垣、二年目は金閣寺垣、
写真は二年前の龍安寺垣
そして、一年前の金閣寺垣
今年は銀閣寺垣を指導してきました。皆さん毎回熱心に学ばれてました。
私が初めて就職した会社、奈良造園(株)の社長さんよりお話を頂き、講師を受けさせていただきました。
三年間私は現場監督として働き、大きな公園を作る貴重な体験し、それが今でも私の仕事に役立っています。
うちのスタッフも講師補佐として参加させて頂きました。
講師は何と私です。
桂穂垣は竹垣の中でも最高難度の垣根の一つです。
今回私が担当する桂穂垣はパネル式の簡易的な桂穂垣ではなく、本式の作り方です。
私、霧島宏海が全ての培ってきた技術とこの垣根の勘所を惜しみ無く教えます。
今月末には申し込みが打ち切られます。
定員が近いので興味がある方は早めに連絡下さい。庭園協会の会員は二日間で10000円、非会員は15000円です。
場所は小田原市の総世寺さん。
宿泊が必要な方は各自でお願いします。
14日の夜は懇親会も開かれます。
でも最高の時間でした。
帰りの車の中のルークとお友だちのハスキーのレゴラスくん。お互いの鼻を付け合っての寝んね。
ルークももうすぐ10歳になる。顔回りの毛が白くなってきた。ルークの老いに胸が締め付けられるけれど、この子は共に10年前苦楽を共にした中。一緒に居れる時はとことん楽しんで欲しい。
美味しいものたべて、エマと仲良く遊んで、雪の中走り回って。
ドッグリゾートで一緒に朝ごはん食べて。
エマも可愛らしい服着せて、可愛いしぐさで癒してくれます。
朝もマイナス4℃だったけど、2匹は元気に朝んぽ。
福島まで遊びに行って良かった‼
ルークとレゴラスさんも超仲良し。
本当に楽しかったです。
おっちゃんになったルーク、お疲れ様でした。
友達のワンコ、シベリアンハスキーを是非雪の中で遊ばせたいとの願いを叶えるために、マウントジーンズのスキー場の頂上ドッグランで遊ばせ、ウチのルークとエマも大興奮(^-^)v
ルークは気温マイナス8℃だったので昨日買ったキャリーリュックにて運搬。
その後は福島県の羽鳥湖高原エンジェルフォレストのプレミアムコテージのログハウスに宿泊\(^-^)/
薪ストーブもあり、備え付けのキッチンでチーズフォンデュとタコスパーティー(^_^)
たまの贅沢な時間も良いものです。
ログハウスの前はワンコもフリーに出来て最高です。
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そんな今日。どうしても欲しい道具がありました。
それは鑿(ノミ)です。勿論私は鑿を持っているのですが、恥ずかしい話ですが、一生もので使えるようなノミではなかったし、ウチの会社には1セットと少ししかノミが無い。そうすると私が使っているとお弟子さんはその間使えない。もしくはまだ不慣れなお弟子さんがノミの刃をこじって刃こぼれさせる・・・・。
そんなわけで、一生使える追入れノミを購入することに。
決して安くない代物でしたが大切に使っていきたい。
刃の裏に”裏すき”があるのですが、私が購入したのは”4枚裏すき”という最上位モデル。
そして柄は黒檀。申し分ない代物です。
道具に負けないようにこれからも精進しなければ。
庭師は仕事のなかで刻みや加工もする。庭門作ったり、垣根の柱を加工したり。
アルミのケースも購入。
海外で使う機会もあるので木箱では不安。
今年のイタリアでの庭作り、結構出番がある鑿仕事。
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