庭師になるには・・庭師とはなにか?

  • 2011.06.09 Thursday
  • 18:56
 さて、今日も霊園の管理をしてきました。連日ハードな毎日ですが日に日に霊園が美しくなってくるので嬉しいですね。

さて、帰宅していつものごとく、このブログのアクセス数や検索キーワードを眺めておりました。

最近の検索キーワードの上位は「関守石の作り方」や「庭師の半纏」、「竹垣の作り方」などですかね。

その中でも年間を通して毎日検索されているキーワードが「庭師になるには」です。

昨年のブログなどで何度もこの「庭師になるには?」について語りましたが、本日は改めてこの、「庭師になるには」について昨年の3月に書き綴った内容を基に綴っていこうと思います。

これから庭師を目指される方に、そうでない方はどうか温かい目で私なりの「庭師になるには?」を少し書き綴ってみようかと思います。

さて、私は普段から自分の職業を「庭師」と言っておりますが、あくまでも自称です。建設業の正式な種別で言えば造園業に分類されます。でも私は自分のことを造園業者・植木屋さんとは言いません。

チョットした私の拘りと言うか、自己満足というか・・・・・。庭師と造園業と植木屋さん呼び名は違えど全て一緒です。

なので、造園業に携わっている人ならば名刺や他の人に挨拶する時や紹介してもらうときに「庭師をしています」と言えば誰にでもなれます。

でも「そうじゃなくてっ!!本当の庭師になりたいのっ!!」て言う人!

私が思うに大きな違いは、自分の職人としての「心」にあるのだと思っている。

例えば下記の様な事。

人に対する「心遣いや礼儀」。

自然に対する「畏怖・尊敬の心」。

今の自分に飽く事のない探究心。

沸き起こる好奇心。


それら全てを1つの作品に昇華させる技術と知識。

こういった庭職の方々を庭師って言うんだろうと思っている。

また、この道を真剣に目指して歩んでいる人たちも皆、庭師だと思う。

じゃあ、そんな庭師になるにはどうしたらいいか・・・。

一般的に庭師をうたっている造園業者さんは、他の業者さんや、同業者さんからも「あそこは庭師さんの会社だよ」などと聞くことが多い。そして、厳しかったりする。まぁ、その他の特徴として「日本の文化でもある日本庭園」を造っていたりします。

では実際に庭師を目指すには何から始めるのか?

まず学生さんでも他の造園会社さんに勤められている方でも、庭師になろうと思ったらまず、あらゆる面でアクションを起こす!!

会社選びをする前に、庭師って何だろう?庭って何だろう?とかって全てに疑問を持って、直ぐにそれを好奇心に変換して自分の足で調べる!!インターネットはきっかけ位にして、後はひたすらに自分の足で歩き触れ、学ぶ。

例えば雑誌やネットで見た庭が気に入った!と思ったら直ぐに好奇心をだして、誰が造ったんだろう?何処にあるんだろう?なんでこの庭を気に入ったんだろう?って思うはずだし、きっと調べたくなる!

そしてその場所を尋ねれたら訊ねるし、作者が分かればその人の他の作品も知りたくなるし、お会いしたくなる。もしもお会いできる機会が出来たら、礼節をもってキチンと挨拶できなければいけない。

その気に入った会社に入りたくてもこの庭師の世界は非常に門が狭い・・・・なぜなら、公共工事を主体にしていない会社が殆どだし、少数精鋭が多い、有名な庭師の方にもなれば毎年50人もの応募が来て、採用は1人がせいぜいだったりする。

それは何故か?、修行に来た人には全力で親方も向き合うので中途半端な気持ちで親方も雇わないからです。

庭師になるにはある程度修行という厳しい期間が必要になります。造園会社の従業員とはちょっと違う雰囲気です。就職ではなく修行になるわけですね。

その修行の期間(大体3〜5年)はもう、死に物狂いで自分の生き方や礼儀、庭にと全力で向き合うわけです。

だからネットや雑誌で一目見たから、電話して「今って、人雇ってますか?」の行動では絶対に庭師にはなれない。

だって自分が行きたいところに初めから運よく入れるなんてことは、そうそう無いことです。

駄目もとで、アポを取って許可が出ればキチンとした身なりで伺い、お話だけでも聞けたら凄くうれしくないですか?

自分の気に入った親方さんだったり、お庭を造った人とお会いして話せる。是だけでもとても有意義だし、無駄にはならない!!本気で人に向き合えば、庭師の親方ならそんな人の本気を見抜くと思います!

自分はどう生きて生きたいのか?何をしたいのか?何を目指すのか

庭師を目指す前に、真剣に、本当に生まれて初めて心の底から自分は何故に庭師を目指し、庭師になりたいのかを突き詰めて考えていなければ、決して庭師の会社には入れないと思います。

それは何故か・・・・? 庭師になってからのほうが覚えることは一杯だし、成長すればしただけ、ドンドンどんどん庭の世界は末広がりになっていくし、庭以外の色々な分野にもアンテナを張り勉強・経験する事もかなり重要になります。

そんな修行時代に自分を見失ったり、妥協したり、考えなくなってしまうと、あっという間にこの世界が遠くに行ってしまいます。本物の職人になれるのは自分を信じて、砂を噛む思いをしながらも手に職をつけた者しかなれないのだから。誰もが安易になれる職業ではないのです。よく定年退職後は庭師にでもなろうかな?という人や、シルバー人材の人達がにわか覚えで成れる職業では決してないのです。

その代わり、どんな苦しい事でも腐ることなく、謙虚に生き、いつまでも好奇心・向上心・追求心・探究心を持っていると、この庭師の世界って厳しいけどサイコー!!!幸せ!!ってなると思います。

まあここまで読んでくると、何だか庭師って厳しくて小難しくて、暑苦しくて・・なぁーんて思ってしまうかもしれませんが(笑)

実は全然そんなことないのです!

庭師になる為に本当に必要なことはすっごくシンプル!!

1つ、自然や植物が好き。

1つ、人や動植物、命あるものに感謝する心。

1つ、モノ造りや観察が好き。

1つ、人を認めることが出来る人。

最後に一番大切なこと

1つ、絶対庭師さんになりたいって思う心。


庭師になるにはどうすればいいか・・・・・・私もまだまだ未熟な庭師。

今も上記の様に生きています!「絶対庭師で在り続けるぞ!!」って・・・・。

自分も厳しい修行時代もあったけど、今は親方になり、この世界の難しさや奥深さを心から愉しんでいる!!

これから庭師になりたいと思う人へ、一言・・。

苦しいのは一時!身に付けた技術や心は一生涯!!

紡いでいきましょう、庭師の世界を・・・。

今日は以上の様な「庭師になるには」というテーマで綴ってみました。

by 霧島宏海
コメント
初めましてumicoさん。コメントありがとうございます。
緊張などなさらずに遠慮なくコメントを寄せてくださいませ。
ご紹介していただき嬉しいです。ちょっと恥ずかしいですが(笑)
私も励みになります。ありがとうございます。
愉しんで頂けるように頑張りますね。
  • 霧島宏海
  • 2015/12/15 9:36 PM
おはようございます。
初めてのコメントで緊張しています。
この記事にとても感銘を受け、自分のブログで紹介させて頂きました。事後のご連絡で申し訳ないです…。
でもとても励みになりました。
これからもブログ楽しみにしています。
  • umico
  • 2015/12/15 8:32 AM
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