鳳勝寺さんでの木賊張り工事

  • 2018.02.08 Thursday
  • 13:35

2月の初旬に鳳勝寺さんで木賊張りを施工しました。

 

この工事の後にスペイン人のアンジーは帰国です。

 

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今回柱材に使ったのは”ウリン”です。これで腐食の心配もありません!

 

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アンジーと妻で丁寧に青竹を貼り付けていきます。

 

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現場が狭かったので駐車場で組み立て後に現地に立て込みました。

 

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完成した木賊張りです。

 

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両面仕上げの垣根です。

 

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裏側からの眺め。

 

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今回は心中のスクリュー釘でしあげました。

海老名市Y様邸の袖垣の交換

  • 2018.02.06 Tuesday
  • 18:07

10日ほど前に海老名市のY様邸の袖垣の交換仕事をしてきました。

 

今から8年ほど前に作庭した”沼津垣”でしたが、母屋の屋根からの雨水により部分的に腐食が進み交換することに。

 

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写真は作庭当時の網代垣、今のお弟子さんではなくN君と造った垣根です。

 

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8年の歳月でボロボロになってしまいました。通常この垣根は強いのですが写真のように同じ部分だけに雨水が落ち続けると・・。

10年以上保つ垣根ですが、交換することになりました。

 

今回施工するのは沼津垣ではなく、”黒長穂垣”です。お施主様からの希望でした。そして今回は屋根もつけることに。

 

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今現在のお弟子さんのパウマン君は昨年の一月に引き続き、この黒長穂垣を作ります。今回も”両面仕上げ”です。まずは表の押し縁を付け、そこに穂を5枝づつ掻き付けていき、押し縁と”忍び竹”とで挟んでいきます。

 

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今年の1月10日から私の元で勉強したいというスペイン人ガーデナーの”アンジーさん”も一緒にこの垣根を作ります。勿論女性庭師で妻の佳代も一緒です。裏面と表の長穂の間にはしっかりと”あんこ”を入れ、後ろ側が透けないようにしています。

 

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完成した黒長穂垣です。屋根は焼き磨き仕上げで2重屋根にしました。黒長穂も一カ所全ての節が揃う拘りの仕上がりにしました。

前回の間柱の都合上、穂の先端を”茶筅仕上げ”には出来ませんでしたが、しっかりと穂を足して厚みをもたせています。細部まで拘った垣根です。弊社のものつくりは、お客様の想像を超えたクオリティーでかつ、美しく周りと調和していることを大切にしています。最近ではこの様に拘った垣根を作るお客様、またそれを作れる職人が少なくなりましたが弊社では愛弟子はもちろんのことですが、国内外から勉強したいという人にはしっかりと「心と技」を学んでもらっています。

イタリアをはじめ、多くの国でこの日本の高いものつくりの精神と技を教えていきたいと思います。

そして、この様な時代にこの様な拘った垣根を依頼してくださった、お施主様のY様には感謝いたしております。

 

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裏側の施工前。

 

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完成した裏側からの眺め。

 

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これからも私は「日々是好日」で毎日をしっかりとそして真っ直ぐに見つめ、この”道”を歩んでいきます。

石垣と教林坊垣の完成写真をもう一度紹介。

  • 2017.03.25 Saturday
  • 20:26

さて、先日紹介した石垣の完成写真でしたが、画像が少し悪かったのでもう一度紹介します。

 

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完成した本堂前の石垣と教林坊垣。

 

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奥側から眺める。

 

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右側の石垣の表情、この部分は本当に多くの庭師に助けて頂きながらの仕事でした。

なので仕上がりの表情も色々です。

 

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右側の側面の石積み。

 

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そして教林坊垣の仕上がり。この垣根はシンプルながらも複雑な加工をしていかねばならない垣根です。

 

根気よくコツコツこつこつ加工をしていき、親柱・間柱・滑板・棟竹を同時に建て込み取り付けなければいけない垣根なのです。

 

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奥の教林坊垣。ここが一番地面が高かったので、ここの高さが基準になっています。

 

 

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教林坊垣を真横から見るとこんな姿です。

 

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石積みの上空の眺めはこんな感じ。一眼レフカメラの広角レンズをかっておいて良かった!

来年の冬にはまたこの松に雪吊りが掛かります!

 

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押縁も全て柱に”ひかりつけ”をします。勿論端柱への取り付け場所も綺麗に柱の曲線で竹を削って取り付け。

 

誰も気がつかないところへも気を使い、ものつくりをしていく・・・・・禅ですね。

偕楽園垣も完成。

  • 2017.03.25 Saturday
  • 19:53

さて、お彼岸までに石垣工事と教林坊垣工事を終える事が出来ましたが、教林坊垣の延長線上に偕楽園垣を施工できていませんでした。

 

そんな偕楽園垣を2日間で作り終えました。

 

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教林坊垣と同じ高さで施工します。偕楽園垣は高さがあってもおかしくないのも選んだ理由。

 

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斜めからの写真。色々と高低差があってそれがまたいい景色になる。

 

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鳳勝寺さんの玄関からの眺め。駐車場側が正面になり、こちら側は裏手になります。

 

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でも、玄関の正面は表になるようにこちら側が裏で置くが先の写真を撮った玄関です。

 

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偕楽園垣の特徴の押縁と玉縁。

 

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この偕楽園垣は名前の通り茨城県水戸の偕楽園に本歌があった垣根です。今ではこの垣根を作る人も希です。
構造はシンプルで四ツ目垣に似ていますが、四ツ目垣とは違い立て子が柱間の中心に一直線に並び、胴縁が交互に柱につきます。
そして立て子ではなく、胴縁に結束が来るのが特徴。
延長方向(横方向)協調性を出すと共に真横から見たときのあっさりとした感じが気に入ってます。
玉縁も付くので”金閣寺垣の崩しのような感じですね。

ぱっと見た目は四つ目垣、しかしよく見ると偕楽園垣。

そんな玄人好みの垣根です。

久良岐公園能舞台の垣根その3 光悦寺垣もグレードアップ!

  • 2017.01.14 Saturday
  • 21:01

黒穂の後は光悦寺垣

 

元々作った人の骨組みが鉄製で残っていたので案外簡単にいくと思ったら大間違いでした(苦笑)

 

これがいつも自分の作る光悦寺垣と違った作り方を為なければならなかったので、思っていた以上に時間が掛かってしまい2日半もの時間を有してしまいました。これくらいなら2日間でやらなきゃ・・・・・。

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前回の施工した方は玉縁の細割りの数が24本でしたが、弊社では今回48分割しました。

これくらい細かい方が見た目が美しいかなって。これ以上細かいと今度は”ウルさく”なってきます。

 

 

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既存の水琴窟の設置してある水鉢と光悦寺垣。”透かし垣!”いいものですよね。

 

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斜め前からの眺め。最後の結束などに特徴があったり、人によって仕上げ方が違ったりで個性を出します。

 

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前回の方が作った光悦寺垣よりも玉縁は太く立派に。自分はこれくらい太いのが好きです。

 

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留め飾り結びもオシャレにしましょう。

 

本当に毎日がめまぐるしく過ぎましたが、実質6日半で建仁寺垣2種類に黒穂垣、光悦垣、建仁寺垣脇の木賊張りの木戸の竹も交換依頼。ということで5種類の垣根を新年からさせて頂けました!

久良岐公園能舞台の垣根その2 黒竹穂垣 上級グレードで納品

  • 2017.01.14 Saturday
  • 20:50

建仁寺垣が終わってすぐに取りかかったのが黒穂垣です。

 

建仁寺垣が早く終わったのでグレードを上げて施工することに。

 

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完成した黒穂垣。

 

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一番下の押縁の少し植で節目を揃える形にしています。

 

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加えて黒穂の間に”あんこ”を入れて透けないように考慮し、両面共に1本1本が揃って掻き付けられています。

 

さらに加えて天端は”茶筅仕上げ”として穂に厚みを持たせました。

 

買ってきた材料を何の準備も無しに、単純に掻き付けても”美しさ”は出ませんよね。

 

僕たちは”ものつくりをする職人”です。それならする事は一つ!どうやったら美しく仕上がり、人に感動を与えられるかな?

 

「お客様の想像を超えたところで仕事をしていく」これが私のいつものモチベーションです。

 

今回も能舞台の皆さんの想像を超えることが出来たようです!

久良岐公園能舞台の垣根その1 建仁寺垣が2種類

  • 2017.01.14 Saturday
  • 20:41

私たちが7日間で作り上げた垣根を紹介。

 

建仁寺垣   高さ1.8m 長さ7m

 

       高さ1.3m 長さ6m

 

総桧材使用 完全防腐処理済材をバーナー焼き磨き仕上げ。

      胴縁も同じ檜材を使用。

 

施工時間3日間 

 

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高さ1.8mの建仁寺垣です。寸法は”真の建仁寺”で格調高く。

 

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高さ1.3mの建仁寺垣。扉は弊社からのプレゼント工事。

久良岐公園能舞台での竹垣工事完了。

  • 2017.01.14 Saturday
  • 20:35

水曜日の夕方、久良岐公園能舞台での竹垣改修工事が無事に終わりました。

 

7日間で4つの竹垣+1つ(木賊垣門扉)の合計5つを仕上げるという脅威の無いようでしたが、サクサクと仕事も進みまして無事になりごとも無く完成いたしました。

 

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作り終わった建仁寺垣の前で。

 

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黒穂垣の前で。

久良岐公園能楽堂での竹垣工事

  • 2017.01.10 Tuesday
  • 08:03
さて6日から横浜市磯子区上大岡にある久良岐公園内の能楽堂建築に付随する竹垣を四種類改修工事しています。



公園の中に素晴らしい能楽堂があり、私達庭師の技術で既存の垣根よりもよりクオリティーの高い竹垣を作っていきます。





今年から唯人一人になった愛弟子。
マンツーマンで私の技術を伝授していく。





高さ1.8mと1.3mの建仁寺垣

黒穂垣



黒穂垣は3段階クオリティーを上げて施工中(笑)

川崎の庭師:江黒さんにも応援に来て頂いてます。





今日で黒穂垣を終わらせて、最後の光悦垣に取り掛かります!

師走になって駆け抜けています!まずは竹垣工事!

  • 2016.12.15 Thursday
  • 20:33

12月1日は竹垣工事から始まりました。

 

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今年の5月に改修工事をしたお庭。この時に竹垣も直す話がありましたが竹の時期も時期も悪かったので12月に施工しましょうということで今回の工事になりました。

 

元々この竹垣は京都の庭師さんが作りました。

 

私も知っていて交流もある方だったのですが、お施主様が京都からわざわざ来てくださると大変でしょうし、地元に日本庭園を造る庭師さんがおいでならと弊社に依頼してくださいました。

 

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まだ腐食を起こしていない柱は再利用することにして、胴縁や腐食の進んだ柱は新しくしました。

左側の柱は今回単管パイプ(鉄パイプ)を使いました。

元々の垣根の根元には”差し石”があり、しかも特殊な作り方をしていたために、新しく太い柱を使用すると差し石から交換しなければならず施工日数と施工費も上がってしまうので、今回この工法を選択しました。

 

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弊社は割と竹垣工事が多い。なのでこの様な仕事もサクサク進みます。

 

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完成の眺め。解体工事から含めて2日半で完成です。

 

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手前の金閣寺垣は少しだけ弊社の拘りを。

柱を自然木にしてみました。

材料はカイズカイブキの木を倉庫で1年間寝かせ、樹皮部分のみを木食い虫に食べさせて模様を見せた”虫食い模様柱”を使用。

 

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乾燥させる過程で樹皮だけを虫に食わせてきます。この時に虫に食べさせる加減が大事です。

食べさせすぎると心材まで浸食されて使えなくなりますし、剥くのが早いと美しい模様が浮かび上がりません。

そんな状況を見ながら、カフカフになった樹皮を丁寧に剥き、真鍮ブラシで綺麗に磨きます。

 

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写真写りが悪いですが、皮を剥ぐとこんな感じです。

 

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いつもはこの後にバーナーで焼き磨き仕上げをして防腐化粧しますが、今回は高性能防腐剤を塗装。

 

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頭の細工も”ときん”作りに。

 

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これが今回使った”虫食い模様柱”

ちょっとした廃材を、少しの手間で職人らしく、そして庭師らしく。

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