黒長穂垣 完成

  • 2020.03.07 Saturday
  • 21:49

本日無事に黒長穂垣完成しました。



半日ほど工事は遅れましたが、無事に終わって良かった。



室内からの眺め。


雪見障子からの垣根と灯籠。日本らしい景色。



穂先も切り揃えて、凛とした垣根に。



フランス在住で庭師をしている辻さんが来日中に手伝いに来てくれました。辻さんはフランスでの日本庭園セミナーで毎回私の通訳をしてくれています。



施工前の写真。



弊社が作った施工後。



建物側の施工前。



やっぱりプラスチックの押し縁より、天然竹ですよね。


あー、楽しかった‼

黒長穂垣の作り方 その2

  • 2020.03.05 Thursday
  • 20:21

昨日はあんこ入れの途中で終わってしまいましたが、今日はまたその続きからをしておりました。


今回は穂先にもボリュームを持たせるために、黒穂を天胴縁の上に充填していきます。


もちろんその時にも忍び竹が必要。



写真のように横方向に忍び竹を皮面を内側にして取り付けます。この時、親柱よりも少し長くして、縦の忍び竹の内側にとりつけます。


2つ付けるのにも意味があります。


上側の忍び竹はボリュームが出たときに崩れないように。そして、天胴縁より5cm位上にもう1つ。


これはあんこの厚みを抑えるのと、切り揃えた黒穂でもこの天胴縁に乗っけた際に、キチンと胴縁までタッチしているかを確認するため。そして大事なのが、あんこの手前部分だけ天胴縁の前に下げます。


こうしないと、押し縁を付けた時にあんことの境目が見れてしまい、あたかもあんこを入れましたーって感じになってしまいます。



こんな感じにね(^_^)




その後、こちら側の仕上げ穂を掻きつけていきます。



今回は丁寧に一本づつ銅線で取り付けてます。これ、かなり大変な作業なんです。


普通なら押縁つけて胴縁との間に穂を上からスライドさせて挟み込ませて終わりぃってなるだろうけど、どうしても足元がバタバタと暴れるし、今回既存のアルミ製のヌメ板が狭すぎて、施工後にヌメ板から外れて地面に落ちてしまうかもだから。


そんな訳で、いつもの霧島らしく、こんな気の遠くなる仕事をしている。


結局本日で穂を全て取り付けるには至らず(T_T)



黒長穂垣の作り方。

  • 2020.03.04 Wednesday
  • 20:47

本日も箱根湯本の山家荘さんで黒長穂垣の施工をしていました。



今回は贅沢な両面掻き付け、あんこ入り。


まあ、手間隙かかりますが仕上がりは美しい。


まずは通し作りなので、押し縁を通してそこに下ごしらえをしてきた長穂を一本一本丁寧にppロープで固定していきます。なぜそんなもので固定かというと、これは後々に取り外してしまうからです。これを使うことで先につけた押し縁にも傷がつかないためでもあります。




写真で見るとこんな感じ。



建物側からみるとこんな感じに。



その後は押し縁の後ろに胴縁を取り付けます。今回の施工場所は箱根ということもあり、湿度が高く竹垣の強度を上げる作用もあります。


勿論、胴縁を付けずに施工する場合もあります。その場合は押し縁に忍び竹を入れて反対側の長穂をつけていきます。忍竹無しでも施工は出来ます。


さて、そんな行程後にあんこを入れるために、縦に忍び竹を入れます。


この時必ず竹の皮側を内側に向けて取り付けなければなりません。それはこの忍び竹は後々外すのですが、皮側を内側にすることで取り外す時に上方向にスライドするのですがこのときに滑りが良く楽に抜くことができます。


そしてこれはあんこの黒穂を入れて行くときにも非常に大切なことです。忍び竹の皮で滑らせて充填します。


今日はここまで。明日からはまたあんこの充填と、手前側の長穂の掻き付けを行います。



黒長穂垣を造る。

  • 2020.03.03 Tuesday
  • 22:32

箱根の山家荘さんでの垣根作りも着々と進んでいます。


既存のアルミ柱は残し、弊社で新しく黒長穂垣を作り直します。


しかし、弊社施工ではない垣根のやりかえはやはり大変。


割り間も違うし、施工法も違う。


再利用出来る部材は一旦外してから利用。



施工前の写真。



割り間を変えて、押縁もプラスチックから天然竹に変更します。


また明日から随時更新しますね。

箱根湯本の山家荘さんでの黒穂垣始まりました。

  • 2020.03.03 Tuesday
  • 10:10

朝から箱根湯本へ。


離れの純日本家屋が六棟だけで構成されている、ラグジュアリーな温泉宿:ホテル仙景別館、山家荘さんにて黒長穂垣の交換工事が始まりました。



まだ宿泊のお客様がいらっしゃるので宿の外で竹磨き。



そして、雪吊りの取り外し。もう春はすぐそこです。


さて、これから既存の垣根を撤去していきます!

雨の中、なぐり丸太作り。

  • 2020.03.02 Monday
  • 17:41

さて、今日は小田原市で講習会の打ち合わせ。私が講師を務める桂穂垣の後の今年の神奈川県支部の活動の打ち合わせ。


地元の左官屋さんを講師に迎えての"瓦土塀"の講習会です。


午前中はそれの打ち合わせ。


午後からは、豪くんが独りで朝から黒長穂垣の下準備をしていたので、気分転換に次の現場の下準備。


海老名市の鳳勝寺さんでの大徳寺垣で使う柱の準備。



生栗丸太を使うことにしました。


先ずは皮剥き。豪くんはこの仕事も初めて。


なぐり仕上げにするので皮を取ります。取らずにいきなりナグリ始める人もいますが、今回は八角形に仕上げるので、親墨を付けてから作業。そうすると皮が邪魔。


まぁ、やり方はひとぞれ。



柱に芯墨を出して、八角形を作る。



朱墨をガイドにしてナグリ。


豪くんに色々と指導しながら。



まだ完成ではないけれど、ざっくりと。


気分転換にはなったかなー。


さて、明日からは箱根湯本の温泉旅館、山家荘さんで黒長穂垣工事が始まります!

さて、今日も準備で忙しい!

  • 2020.02.28 Friday
  • 22:42

今日はダンプにモリモリ黒穂垣の材料を持ってきました。


生栗丸太にヒノキの自然白木丸太。


そう、弊社ではなるべく機会でボール抜きされた柱は使わないようにしています。


暖かみと人の温もりがある垣根を施工していきたいから。


もちろんこの丸太を建て込む時には水平器は使えないし、芯墨を出して下げ降りで建て込む。手間は掛かる、でも手間のかからない仕事なんてないよ。


庭師が庭師であるために。



今日はお手伝いに愛犬ルークとエマも置き場に来てもらったよ(^-^)v



その後は10年続けている華道の稽古。



楽しかった。


黒長穂垣の下準備始まりました。

  • 2020.02.26 Wednesday
  • 09:06

来週から箱根山家荘さんにて黒長穂垣を施工させていただきます。

それにはまず、下準備が大切です。


全ての垣根でいえますが、作り手によって下準備も仕上がりも人それぞれ。だからこそ面白いのですが。


さて、霧島流ではこの黒長穂垣では大まかに4通りの作り方があり、今回もその中のひとつで施工予定。


ざっくりと下記に4通りを説明しますね。


1つ目。長さを1800mm取り、その後下から75cmまでの小枝を払い、掻き付けは一握りをとり銅線でからげる。押縁竹を付けた後に木ベラ、竹ベラで下の乱れた竹をなるべく絡まないように直して完成。


2つ目。長さを大まか1800前後に合わせ、下から一節目を7cmで切る。全ての穂を一節目で揃える。一番下の押し縁竹は、滑板から150mmに入り、この押縁竹と滑板の丁度半分位に節目が揃うようになる(半分より上方は美しく見えない)。掻き付け方は一つ目と同じです。


三つ目。長さを大まか1800前後に合わせ、下から25cmに節を合わせて切る。この時、一節目ではなく、あくまでも下から25cmの節揃え全ての穂を同様に揃える。一番下の押し縁竹から上10cmのところで節が揃うようになる。

その後、一本ずつ導線で結束し掻き付けます。


4つ目。長さを大まか1800前後に合わせ、下から105cmの枝で揃える。それより下の枝は全て切り払う。そうすることで下から4番目の押縁より下に枝が来なくスッキリと上段下段に分けることが出来ます。


大まかにはこんな感じです。


今回は3つ目の節揃えで下準備。


鳳勝寺さんで玄関脇の竹垣の交換

  • 2018.10.12 Friday
  • 19:16

I made a new bamboo fence.

The design is different on the front and back.

It is a bamboo fence next to the entrance of Zen temple.

We always do high quality work.


先日の台風で海老名市の曹洞宗寺院:鳳勝寺さんの玄関脇の竹垣が倒壊。


今度の日曜日に来客があるということで急遽、新しい竹垣を制作させて頂きました。


時間も無かったので竹屋さんと弊社の在庫で出来る垣根を施工。


丸竹を半分に割ったものを立て子にして(源氏垣の様に)、裏と表とでデザインを替えて変化を楽しむ垣根に。


瓦屋根付き黒穂節合わせ、茶筅仕上げの垣根です。








鳳勝寺さんでの木賊張り工事

  • 2018.02.08 Thursday
  • 13:35

2月の初旬に鳳勝寺さんで木賊張りを施工しました。

 

この工事の後にスペイン人のアンジーは帰国です。

 

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今回柱材に使ったのは”ウリン”です。これで腐食の心配もありません!

 

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アンジーと妻で丁寧に青竹を貼り付けていきます。

 

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現場が狭かったので駐車場で組み立て後に現地に立て込みました。

 

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完成した木賊張りです。

 

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両面仕上げの垣根です。

 

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裏側からの眺め。

 

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今回は心中のスクリュー釘でしあげました。

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